MotoGP第16戦日本MotoGPクラス、スプリントが土曜日、栃木県にあるモビリティリゾートもてぎで開催された。マルク・マルケスが今季スプリント7勝目を挙げ、2位がディオゴ・モレイラ(ホンダ)、3位ホルヘ・マルティン(アプリリア)という結果だった。11番グリッドスタートの小椋藍(アプリリア)は5位で5ポイントを獲得した。

午後3時から12周で争われたスプリントは、気温23度、路面温度38度、湿度46%、秋晴れのドライコンディション。タイヤ選択は、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)とジャック・ミラー(ヤマハ)は前後ミディアム、それ以外のライダーは全員が前ミディアム後ソフトを選択した。

スタートはマルク・マルケスがホールショットを奪い、ポールポジションスタートのマルティンもそれに対抗したが、マルク・マルケスがトップを守った。3コーナーでは、アレックス・マルケス(ドゥカティ)がインで転倒し、ペドロ・アコスタ(KTM)と接触。さらにアウト側を走行していたファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)も巻き込まれ、3名がリタイアとなった。

トップがマルク・マルケス、2番手マルティン、3番手ベゼッキ、4番手エネア・バスティアニーニ(KTM)、5番手が小椋の順でファーストラップを終えた。前後ミディアムタイヤを選択していたベゼッキは、序盤ラップタイムが伸びず、3周目でバスティアニーニがベゼッキをパス。その後、ベゼッキ、小椋、モレイラの4番手争いとなった。

トップ争いは、マルティンが4周目1分43秒537の自己ベストラップタイムでマルク・マルケスを追った。5周目、ベゼッキ、小椋、モレイラは激しい4番手争いになったが、モレイラがベゼッキ、小椋をかわし4番手に浮上。小椋はベゼッキと5番手を争い、ベゼッキをパス。5番手に上がり、モレイラを追った。

6番手となったベゼッキの後ろには、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ルカ・マリーニ(ホンダ)がトップ10で続いた。終盤になり、トップのマルク・マルケスは9周目で1分43秒471のレース最速をマークする一方、マルティンはタイヤの消耗に苦しみタイムが伸び悩んだ。

その間に3番手のバスティアニーニ、4番手のモレイラがマルティンへ迫り、最終ラップではマルティン、バスティアニーニ、モレイラが三つ巴で最終コーナーを通過。トップのマルク・マルケスはマルティンに2秒446差をつけてチェッカーフラッグを受けた。2位争いは、マルティン、バスティアニーニ、モレイラの順でチェッカーを受けたが、ゴール後、マルティンとバスティアニーニが最終コーナーでトラックリミットを超えていたことが判明。2人は1ポジションずつ順位を落とし、2位がモレイラ、3位がマルティン、4位バスティアニーニとなった。

小椋は、モレイラから3秒238遅れの5位でチェッカーを受けた。トップのマルク・マルケスとは5秒992の差があった。6位ベゼッキ、7位ザルコ、8位フェルナンデス、9位クアルタラロで、全5メーカーがポイントを獲得した。

フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は最終ラップでピットイン、リタイア。バニャーヤのリアタイヤには酷い亀裂が入っていた。3コーナーの転倒でアコスタとジャンアントニオを巻き込んだことにより、アレックス・マルケスには明日の決勝でダブルロングラップが科された。

今日の結果を受け、ポイントトップはマルティン313、2番手マルク・マルケスが7ポイント差306。3番手ベゼッキ268、4番手アコスタ234、5番手ジャンアントニオ230。小椋は6番手で227。明日は午後2時から24周で決勝が開催される。

スタートの様子、例年よりも土曜日から観客席には多くの人の姿が見られた

 

マルコ・ベゼッキ(アプリリア/左)、小椋藍(アプリリア/右)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ/後)による中盤の4位争い。この後、モレイラはスプリント初表彰台を獲得した。

 

MotoGP第16戦日本MotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルク・マルケス ドゥカティ
2 ディオゴ・モレイラ ホンダ 2秒754
3 ホルヘ・マルティン アプリリア 2秒466
4 エネア・バスティアニーニ KTM 2秒508
5 小椋藍 アプリリア 5秒992
6 マルコ・ベゼッキ アプリリア 6秒984
7 ヨハン・ザルコ ホンダ 8秒088
8 ラウル・フェルナンデス アプリリア 8秒817
9 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 10秒586
10 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 11秒129
11 ルカ・マリーニ ホンダ 13秒632
12 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 15秒209
13 アレックス・リンス ヤマハ 19秒873
14 ソムキャット・チャントラ ホンダ 19秒983
15 マーベリック・ビニャーレス KTM 20秒469
16 ジャック・ミラー ヤマハ 21秒894
17 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 35秒442
18 ブラッド・ビンダー KTM 41秒284
RT フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ –
RT ペドロ・アコスタ KTM –
RT ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ –
RT アレックス・マルケス ドゥカティ –