全日本ロードレース第4戦もてぎのJ-GP3クラス予選は尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が制した。
土曜日の朝8時35分という比較的早い時間帯に始まった30分間の予選セッション。開始時にはすでに気温28度まで上昇。まずは尾野が3周目に2分0秒629と真っ先に2分0秒台に突入。尾野はアタックを継続し、翌周には2分0秒197をマーク。若松怜(JAPAN POST docomo business TP)が2分1秒274と続く。1回目のアタックは尾野が唯一の2分0秒台に終わる。
セッション残り10分。各車2回目のアタックに入る。荻原羚大(WJ-FACTORY SANWAracing B-tribe)が2分0秒974と2分0秒台に突入。荻原は翌周には2分0秒632とさらにタイムを詰める。
残り5分。若松が2分0秒986と2分0秒台に突入。さらに武中駿(Team Plusone)が2分0秒968をマークして2分0秒台の争いに加わる。
チェッカー直前に1分59秒901と尾野が1分59秒台をマーク。尾野は最終アタックで1分59秒566と、さらにタイムを詰めてコースレコードを更新。ほかに1分59秒台にタイムを入れるものはなく、尾野が2番手以降を1秒以上引き離してのポールポジションを獲得した。
●ポールポジション/尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)
「約2カ月間のインターバルでしたが、その間にアジア選手権のもてぎラウンドに参戦したり、ほぼ毎週、サーキットに行っていたので、気を抜くことなく後半戦のスタートを切ることができました」
「シーズン前のラウンドゼロで2分9秒5というコースレコードを更新するタイムを出していました。この時期には過酷だと思いましたが、その2分9秒5が一つのターゲットタイムでした。今日の予選でターゲットどうりのタイムを出すことができてよかったです」
「昨日からアベレージタイムもよく、余力があるように見えるかもしれませんが、このコンディションからドライとは言え転倒のリスクがあります。決勝は常にリスクがあるということを肝に銘じて18周を走りきりたいです」