MotoGP第15戦カタルニアMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、スペイン東部、カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温17度、路面温度41度、湿度79%、雲はあるもののドライコンディション。この走行では、ポイントランク2番手のアンヘル・ピケラス(KTM)が1分47秒365を記録し、トップタイムだった。2番手1分47秒706でアウグスト・フェルナンデス(ホンダ)。3番手1分47秒906のダビド・アルマンサ(ホンダ)。山中琉聖(KTM)は10周目1分48秒422で13番手。古里太陽(ホンダ)は6周目1分48秒622で17番手だった。
日本時間午後7時45分(現地時間午後12時45分)から15分間で開催された予選Q1は、気温27度、路面温度38度、湿度47%、晴れ渡った青空のドライコンディション。風速は2、3km/h程度。山中とチームメイトのピケラスは、ランデブー走行でお互いスリップを使いトップはピケラスで記録は7周目の1分47秒803。2番手は山中、タイムは7周目の1分48秒027。前半はピット作業で出られず、後半二人と同じグループで走行したデニス・フォッジャ(KTM)が1分48秒100で3番手。4番手にはコーマック・ブキャナン(KTM)が入り、1分48秒391。以上4名が予選Q2へ進出した。
中盤、アウトラップ中の山中とタイムアタックをしていたスコット・オグデン(KTM)のラインが被り、オグデンはタイム計測できなかった。山中にはこのスロー走行で決勝グリッド最後尾のペナルティーが科された。決勝では他にも、金曜日のスロー走行でホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)がロングラップ。同じく金曜日、オグデンを巻き込んだ転倒のペナルティーで二コラ・カラッロ(ホンダ)もロングラップを科されている。
日本時間午後8時10分(現地時間午後1時10分)から15分間で争われた予選Q2は、気温28度、路面温度38度、湿度44%、晴れたドライコンディション。序盤はフェルナンデスが2周目に出した1分47秒235がトップタイムだった。残り5分を切って、ピケラスが5周目に1分47秒086を記録してトップタイムとなると、その後、ジョエル・ケルソ(KTM)が6周目1分47秒079まで記録を縮めトップタイムを奪った。更に、アルマンサが6周目1分46秒877を記録。唯一の1分46秒台で、自身初めてのMoto3ポールポジションを獲得した。2番手ケルソ、3番手ピケラス、4番手ムニョス。
山中は7周目1分47秒233を記録し5番手に着けたが、ペナルティーのためグリッドは最後尾となる。古里は7周目1分47秒642を記録、12番手となった。明日の決勝グリッド順は、アルマンサ、ケルソ、ピケラスがフロントロウ、古里は4列目11番グリッド、山中が9列目の最後尾26番グリッドスタート。予選Q2では、トップのアルマンサから12番手の古里までタイム差は0.765、グリップが弱く、コース幅も狭いため、抜き場所が難しく明日も混戦が予想される。決勝は明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から18周で開催される。

MotoGP第15戦カタルニアMoto3予選 |
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順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
1 | ダビド・アルマンサ | ホンダ | 1分46秒877 | Q2 |
2 | ジョエル・ケルソ | KTM | 1分47秒079 | Q2 |
3 | アンヘル・ピケラス | KTM | 1分47秒086 | Q2 |
4 | ダビド・ムニョス | KTM | 1分47秒096 | Q2 |
5 | 山中琉聖 | KTM | 1分47秒233 | Q2 |
6 | アドリアン・フェルナンデス | ホンダ | 1分47秒235 | Q2 |
7 | ホセ・アントニオ・ルエダ | KTM | 1分47秒240 | Q2 |
8 | グイド・ピニ | KTM | 1分47秒254 | Q2 |
9 | アルバロ・カルペ | KTM | 1分47秒318 | Q2 |
10 | マキシモ・キレス | KTM | 1分47秒410 | Q2 |
12 | 古里太陽 | ホンダ | 1分47秒642 | Q2 |