昨年のフル参戦最後の日本GPから1年、テストライダーとしてモビリティリゾートもてぎに戻ってきた中上貴晶が、走行初日の感想をコメントした。
中上貴晶(Honda HRC Test Team)
フリープラクティス1:17番手(1’45.688)、プラクティス:21番手(1’44.202)
「全体的にポジティブでしたが、順位はもう少し上に行きたかったです。久々にソフトタイヤを履いたので、フィーリングに戸惑いがありました。トルクやエンジンブレーキ、トラクションコントロールなど、うまくバランスを合わせられず、2回のアタックだと時間が足りませんでした。走行ごとによくなっているので、予選ではもうちょっといいタイムを出したいです」
「2カ月前に(ソムキャット)チャントラの代役で参戦したチェコGPでケガをしてしまったので、日本GPへの参戦はあきらめていました。1カ月しっかりリハビリを行ない、今はライディングには支障がないの状態です。走行後は腫れや痛みはありますが、うまくカバーしながら乗っています。無理をせずいいものを厳選してフィードバックできるように努めます」
「今回のバイクは先行型ですが、エンジンはファクトリーチームよりも前のものを使っているので、すべてが新しいという訳ではありません。2026年のベース車両を決めていくところで、テスト項目は多いですが、去年よりもバイクの進化を感じられています」