MotoGP第18戦インドネシアGPが今週末、インドネシア、ロンボク島のプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催される。全長距離4.3km、最大ストレート723、右コーナー11、左コーナー6。
MotoGPクラスは、前戦もてぎで2184日ぶり、最高峰クラス7度目のチャンピオンに返り咲いたマルク・マルケス(ドゥカティ)。日本GPでは、チームメイトのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が、スプリント、決勝のダブル優勝を果たした。兄とのチャンピオンシップ争いは終わったものの、アレックス・マルケス(ドゥカティ)は今大会2番手と148ポイント以上の差を開けば、インディペンデントチームライダー優勝が決まる。
ポイントランク現在4番手のマルコ・ベゼッキ(アプリリア)は、前戦スプリント、不運なクラッシュ後、日曜日は右足の打撲を抱えて4位と健闘した。チームメイトのホルヘ・マルティン(アプリリア)はその事故で右鎖骨脱臼骨折を負っており、今大会は欠場。代役は参戦しない。同じく日本GP決勝、苦渋の決断で欠場した小椋藍(アプリリア)、もし今大会出場を目指すならば、ミサノで負った右手骨挫傷の状態がメディカルでパスできなければならない。チームメイトのラウル・フェルナンデス(アプリリア)は日本GP決勝では7位、昨年マンダリカでは決勝10位に入っている。
フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)は現在インディペンデントライダー2番手としてアレックス・マルケスと144ポイント差、196ポイント、総合5番手。もてぎスプリントは3位表彰台を獲得したペドロ・アコスタ(KTM)が1ポイント差195ポイントで6番手。7番手には182ポイントでファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が着けている。
マンダリカでは2度の表彰台を獲得しているファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がポイントでは8番手に着けている。チームメイトのアレックス・リンス(ヤマハ)はインドネシアGPでは常にポイントを獲得している。もてぎではマシントラブルがあったジャック・ミラー(ヤマハ)、来期はトプラック・ラズガットリオグルと交代する形となり、WSBKでBMWへ加入することが発表されたミゲール・オリベイラ(ヤマハ)。
ルーキーイヤー、現在クアルタラロと2ポイント差9番手のフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)。現在124ポイントで10番手に着けるヨハン・ザルコ(ホンダ)。もてぎ決勝では、感動的な3位表彰台を獲得したジョアン・ミル(ホンダ)。ルカ・マリーニ(ホンダ)は2023年のインドネシアGPポールシッター。ソムキャット・チャントラ(ホンダ)は2022年Moto2初優勝を飾った場所。
年間ポイントではザルコに続く11番手105ポイントのブラッド・ビンダー(KTM)。日本GP決勝では、ビンダーと僅差で11位エネア・バスティアニーニ(KTM)。肩のケガは改善中のマーベリック・ビニャーレス(KTM)。チャンピオン決定後も、魅力的なレースが続けられることは間違いないはず。
ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)と2番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)のポイント差が34に縮まったMoto2クラス。佐々木歩夢(カレックス)、國井勇輝(カレックス)二人にはアジア人ライダー代表として活躍してもらいたい。
Moto3クラスは、ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が最初のマッチポイントを迎えた。2番手アンヘル・ピケラスとのポイント差が100ポイントを超えた時点で、今大会チャンピオン決定となる。山中琉聖(KTM)、古里太陽(ホンダ)の二人に加え、ホンダ勢の活躍にも期待したい。
第18戦インドネシアGPは今週、金曜日、日本時間午前10時(現地時間午前9時)にMoto3フリー走行1から始まる。