MotoGP第18戦インドネシアMoto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、インドネシア、ロンボク島にあるプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催された。今大会、筋肉に問題があり欠場の二コラ・カラッロ(ホンダ)の代役で、2024年アジアタレントカップチャンピオンの三谷然(ホンダ)がリバコールド・スナイパーズ・チームから参戦する。

日本時間午前10時(現地時間午前9時)から35分間で始まったフリー走行1は、気温28度、路面温度41度、湿度71%、少し雲があるドライコンディション。この走行では1分37秒645を記録したダビド・ムニョス(KTM)がトップタイムだった。2番手はジョエル・ケルソ(KTM)で1分37秒676、3番手マキシモ・キレス(KTM)1分37秒701。4番手はチャンピオンに王手のかかるホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分37秒828。山中琉聖(KTM)は1分37秒861で5番手だった。

古里太陽(ホンダ)は1分39秒223で17番手、Moto3初参戦となる18歳の三谷は1分39秒496で22番手だった。序盤にグイド・ピニ(KTM)が7コーナーでハイサイド転倒、終盤にはダビド・アルマンサ(ホンダ)が3コーナーで転倒したが、両者、その後に走行再開できていた。

日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)から35分間で開催されたプラクティスは、雲一つない晴れ間の中、気温29度、路面温度58度、湿度69%のドライコンディション。ライダー、マシン、タイヤなど、全てにおいて過酷な環境だった。開始まもなく、コーマック・ブキャナン(KTM)が11コーナーで転倒。バレンティン・ペローネ(KTM)が7コーナーでコントロールを失い、ルカ・ルネッタ(ホンダ)に追突。8コーナーでは三谷もハイサイドで転倒するなど、序盤10分にも満たない間に4台がクラッシュ。

Q2進出を掛けてのタイムアタックが始まった後、残り3分程度になってキレスが7コーナーで転倒。アルマンサがスライドし、それを避け切れずアルバロ・カルペ(KTM)が転倒。ピニはこの日2度目の転倒を喫し、イエローフラッグが続いた。タイム更新が難しくなったプラクティスは、終了約5分前に13周目1分37秒503を記録していたアンヘル・ピケラス(KTM)がトップタイムだった。2番手はキレス1分37秒601、11周目、転倒する前に記録していた。3番手がルエダで15周目1分37秒616を記録、16周目には1分37秒497のトップタイムを記録していたが、ラップキャンセルとなった。

ホンダ勢トップはフェルナンデスで1分37秒635、4番手。古里は11周目1分38秒239を記録し、10番手。山中は6周目1分38秒701で18番手となっていたが、最終ラップ18周目の1分33秒299が認められ14番手に上がった。これにより、古里と山中はQ2からスタートできる。三谷は転倒前の3周目1分39秒328を記録し、23番手。転倒後は走行できなかった。三谷は明日Q1から参戦する。

明日は日本時間午前9時40分(現地時間午前8時40分)から30分フリー走行2が行なわれ、日本時間午後1時45分(現地時間午後12時45分)から予選Q1が15分で始まる。引き続き日本時間午後2時10分(現地時間午後1時10分)からはQ2が15分間で争われる。

MotoGP第18戦インドネシアMoto3プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 アンヘル・ピケラス KTM 1分37秒503 P
2 マキシモ・キレス KTM 1分37秒601 P
3 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分37秒616 P
4 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分37秒635 P
5 ダビド・ムニョス KTM 1分37秒788 P
6 ジョエル・ケルソ KTM 1分37秒853 P
7 マッテオ・ベルテッレ KTM 1分37秒858 P
8 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分37秒967 P
9 アルバロ・カルペ KTM 1分38秒216 P
10 古里太陽 ホンダ 1分38秒239 P
14 山中琉聖 KTM 1分38秒299 P
23 三谷然 ホンダ 1分39秒328 P