全日本ロードレース第6戦岡山で行なわれたST600予選は、小山知良(JAPAN POST Honda RACING TP)がこれを制した。

雨の中で始まった40分間のタイムアタック。セッションスタート早々に小山が1分51秒413でトップに立つ。2番手には岡部怜(NitroRyotaRacing 14)が1分52秒383で続く。

すぐに雨脚が強くなる。

セッション開始10分足らずでコース上にガソリンが出たとして赤旗が提示される。

10分ほどの中断でセッション再開。

各車タイムアタックを開始すると、岡部が1分51秒198でトップ浮上。その直後に長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)が1分50秒642をマークして首位奪取。長尾はさらに1分49秒966と他を圧倒する。岡部は1分50秒990と自身のタイムを更新して長尾を追い、翌周には1分49秒845をたたき出して首位を奪還する。長尾はすぐさま1分49秒552で逆転すると、1分48秒842と1分48秒台をマークして再び後続を1秒以上引き離す。

残り5分。小山、スポット参戦の山口辰也(Team t2y-CRS)、松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)、伊達悠太(AKENO SPEED・MAVERICK)の4台が1分50秒台での3番手争いを開始。

残り2分。小山が1分49秒643と1分49秒台にタイムを入れて2番手浮上。翌周には1分49秒311とタイムを更新。

最終アタックで松岡が1分49秒600、岡部が1分49秒845と二人が1分49秒台に突入。

これで長尾のポールポジションが確定したかと思った瞬間、最後の最後に小山が1分48秒738をたたき出し、5年ぶりとなるポールポジションを奪い去った。2番手は長尾、3番手争いは松岡が制してフロントロウを獲得した。