SBKスーパーポールレース
SBK(スーパーバイク世界選手権)第11戦エストリルラウンドは、ポルトガルのエストリルでSBKのスーパーポールレースが行なわれた。

SBKスーパーポールレースは気温23度、路面温度29度のドライコンディションの下、10周で争われた。

スタートで先行したのは、レース1に続いてニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)のドゥカティ勢。ポールポジションから3番手に後退したトプラク・ラズガットリオグル(BMW)は1周目にバウティスタを交わして2番手に浮上すると、2周目のストレートエンド、1コーナーの進入でブレガを交わしてトップに立つ。

3周目の1コーナー進入ではブレガが前に出るが、ラズガットリオグルが立ち上がりで交わしてトップを奪還。その後、ラズガットリオグルとブレガが3番手以下にリードを取ってトップ争いを展開していく。ラズガットリオグルは3周目にファステストを記録してわずかにリードを広げるが、5周目にはブレガがファステストを更新して食らいつく。

しかし、ブレガはラズガットリオグルの背後に迫り勝負を仕掛けるまでには至らず、ラズガットリオグルが逃げ切って優勝を飾った。ブレガは0秒545差の2位に入賞。ラズガットリオグルがランキングトップをキープ、ランキング2位のブレガとのポイント差を44ポイントに広げた。

3番手争いは序盤こそバウティスタとジョナサン・レイ(ヤマハ)が接戦を繰り広げたが、終盤にはバウティスタが単独3番手となり、そのまま3位でゴール。

終盤までアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、レミー・ガードナー(ヤマハ)、チャビ・ビエルへ(ホンダ)の4人が接戦の4番手争いを繰り広げ、ロカテッリが4位、イアンノーネが5位、ガードナーが6位、ビエルヘが7位に入賞した。

8位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)、9位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が入賞。

イケル・レクオナ(ホンダ)が10位、ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)が11位、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が12位、タラン・マッケンジー(ドゥカティ)が13位、バハティン・ソフォグル(ヤマハ)が14位に続いた。

アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)は4番手争いに加わっていた最終ラップの1コーナーで、ロカテッリのインを差した後に転倒、再スタートして15位でチェッカーを受けた。

長島哲太(ホンダ)は16位、イヴォ・ロペス(ホンダ)は17位、ボビー・フォン(ヤマハ)は18位、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)は19位でゴール。

ティト・ラバット(ホンダ)は9周を回ってピットに入りリタイア。レイは5番手走行中の7周目の7コーナーで転倒を喫しリタイア。体調不良でレース1を欠場したミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ)はスーパーポールレースには出走したが、4周を回ってリタイアとなった。

SBK第11戦ポルトガル SBK スーパーポールレース リザルト(10周)

1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW) 15分57秒401
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 0秒545
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 8秒942
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 10秒060
5 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ) 10秒122
6 レミー・ガードナー(ヤマハ) 10秒936
7 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 11秒747
8 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 12秒762
9 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 14秒875
10 イケル・レクオナ(ホンダ) 15秒904
11 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ) 16秒521
12 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 17秒923
13 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 19秒027
14 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 19秒555
15 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 27秒494
16 長島哲太(ホンダ) 30秒356
17 イヴォ・ロペス(ホンダ) 30秒398
18 ボビー・フォン(ヤマハ) 33秒515
19 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 57秒359
R ティト・ラバット(ホンダ) 1周差
R ジョナサン・レイ(ヤマハ) 4周差
R ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ) 6周差