インドネシアGPの決勝中に転倒負傷したマルク・マルケスが、右肩甲骨の手術を受け、手術は無事に成功したことが10月13日にドゥカティチームより発表された。
マルケスを7日前に診察した同じ医療チームは計画されていた保存的治療が奏効しない場合に備えて、当初から手術を検討していたという。1週間の固定後の検査で、烏口骨骨折と靭帯損傷が十分な安定化の兆候を示していないと判断。そのため、不安定性のリスクを考慮し、手術による安定化と肩鎖靭帯の修復を行なうことが決定された。マルケスはスペイン・マドリードのルベル国際病院で手術を受け、無事成功。
自宅療養中のマルク・マルケスは回復を続け、その経過によってレース復帰時期が決定するが、オーストラリアGPとマレーシアGPの2戦の欠場は決まっており、オーストラリアGPにはドゥカティのテストライだーであるミケーレ・ピロが代役を務めることが決定している。
続くマレーシアGPにはニッコロ・ブレガの起用が浮上しているがまだ正式発表はされていない。ブレガは今週末にSBKの最終戦ヘレスを控えており、マレーシアGPの開催時にはSBKは全てスケジュールを終えている。ブレガは2026年もドゥカティのSBKライダーとして参戦継続するが、2027年に向けた850ccのデスモセディチとピレリタイヤのテストも務めることが決まっていることからも、マルクの代役として参戦の可能性がある。