MotoGP第19戦オーストラリアMoto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、オーストラリア、フィリップアイランド・グランプリ・サーキットで開催された。日本時間午前7時(現地時間午前9時)から35分で行なわれたフリー走行1は、気温12度、路面温度14度、湿度76%、早朝に降った雨が路面に残るウエットコンディション。風速10km/hを超える強い風もあった。

この走行では、2回の転倒を喫したダビド・アルマンサ(ホンダ)を含め、雨上がりの難しいコンディションの中、多くが4コーナーなどで転倒していた。トップタイムを記録したのはアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)で1分44秒461。2番手はマキシモ・キレス(KTM)1分44秒817、3番手アルマンサ1分45秒010。古里太陽(ホンダ)は7周目の記録1分48秒075で17番手。山中琉聖(KTM)は6周目に出した1分48秒216で20番手だった。徐々に乾いてはいたものの、このセッションではウエットタイヤのまま走行が終わった。

日本時間午前11時15分(現地時間午後1時15分)から35分間で開催されたプラクティスは、気温15度、路面温度24度、湿度65%、青空も見えるドライコンディション。風は更に強くなっていた。序盤、トップタイムを記録していたのはフリー走行1に続いてフェルナンデス。3周目1分35秒613を記録し、終盤まではトップタイムだった。

各ライダー周回を重ね、終盤、新しいタイヤでタイムアタックが始まると、11周目マキシモ・キレス(KTM)が1分35秒494を記録し、トップタイムを更新。更に、13周目アルマンサが1分34秒726のコースレコードを出して、トップタイムとなった。2番手には15周目に1分35秒118を記録したフェルナンデスが入り、ホンダ勢のレオパード・レーシングがワンツーとなった。3番手は15周目1分35秒288を出したアルバロ・カルペ(KTM)。9番手に入ったルカ・ルネッタ(ホンダ)、10番手のステファノ・ネパ(ホンダ)を合わせるとトップ10にホンダ勢が4台入った。

一時は2番手タイムを記録していた古里は、8周目の記録1分35秒675で12番手。山中は14周目の1分35秒840で14番手。トップから山中までのタイム差は1.114。明日は1番手から14番手までのライダーは予選Q2からスタートできる。古里、山中の両ライダーはQ2スタート。

明日、日本時間午前6時40分(現地時間午前8時40分)から30分のフリー走行2が行なわれ、日本時間午前10時45分(現地時間午後12時45分)から予選Q1が15分開催される。続いて日本時間午前11時10分(現地時間午後1時10分)に予選Q2が始まる予定。

MotoGP第19戦オーストラリアMoto3プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分34秒726 P
2 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分35秒118 P
3 アルバロ・カルペ KTM 1分35秒288 P
4 アンヘル・ピケラス KTM 1分35秒376 P
5 ジョエル・ケルソ KTM 1分35秒409 P
6 グイド・ピニ KTM 1分35秒450 P
7 ジェイコブ・ルールストン KTM 1分35秒460 P
8 マキシモ・キレス KTM 1分35秒494 P
9 ルカ・ルネッタ ホンダ 1分35秒512 P
10 ステファノ・ネパ ホンダ 1分35秒538 P
12 古里太陽 ホンダ 1分35秒675 P
14 山中琉聖 KTM 1分35秒840 P