全日本ロードレース第7戦鈴鹿MFJ-GPのST600予選では松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)がポールポジションを獲得した。

早朝に降った雨で濡れた路面。曇天で気温の上がりも鈍く、ハーフウエットコンディションでの予選アタックとなった。

まずは伊達悠太(AKENO SPEED・MAVERICK)と千田俊輝(SE COMPETITION)が2分11秒台をマーク。小山知良(JAPAN POST Honda RACING TP)、長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)も2分11秒台に突入。

セッション後半にアタック合戦が過熱。松岡、藤田哲弥(TN45RacingTeam)、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)も2分11秒台に突入し、僅差でのタイム合戦に。連続アタックの松岡が2分11秒027をマークしてリーダーボードのトップに立つ。

残り3分。伊達が2分11秒134と松岡に迫る。しかしここでチェッカー。松岡がポールポジション獲得。伊達は2番手グリッドからタイトル獲得をねらうことになった。

「雨雲レーダーとにらめっこして、残り15分まで我慢していました」と松岡玲

●ST600ポールポジション/松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)
「自分を信じて残り15分くらいで出ようと決めていました。アタックできてちゃんとタイムを出せたから、そこはよかったと思います。雨雲レーダーとにらめっこしていました。予選前は雨雲が来そうだったのですが、予選が始まったら雨雲が消えたので、まあいけるだろうと思って我慢していました。明日は路面がどうなるか分からないので、一つでも前の方が有利だと思います。失うものはないので、やるだけです!」

※トップ写真は木曜日の特別スポーツ走行時。