SBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦するHonda HRCは、今シーズン限りでレギュラーライダーとしての活動を終えたジョナサン・レイを2026年からSBKマシンのテストライダーとして起用することを11月11日に発表した。
アイルランド出身、38歳のレイはSBKで通算6回のタイトル獲得、119回の優勝、264回の表彰台獲得を誇るSBKのレジェンドライダー。もともとBSB(ブリティッシュスーパーバイク選手権)時代からホンダのマシンに乗って活躍し、2008年から2014年までホンダのSBKのエースとして活躍した経歴を持つ。
「この計画と自分の新しい役割についての説明を聞いた瞬間から、自分がどのように貢献できるのか、ワクワクした。SBKでの経験と初勝利を収めたホンダに戻ってくることができて、本当に心が一つになったような気がする。これまでのフルタイムレーサーとしての経験とは全く異なる役割となるが、この新たな章を心から楽しみに待っている。これまでのキャリアを通して培ってきた経験と知識を惜しみなく注ぎ込み、CBR1000RR-RとHonda HRCファクトリーチームの開発を最高の形でサポートしていきたいと思う。また、Honda HRCテストチームのプロジェクトマネージャーであり、かつてのクルーチーフでもあるクリス・パイクと再び仕事ができることもとてもうれしい。彼とは素晴らしい思い出があり、互いに尊敬し合っている。チームとして共に働くことで、未来に向けて真にポジティブな何かを築けると確信している。早く仕事を始めたい」とレイ。