Let’sレン耐茂原初心者60分耐久&4時間耐久レース
開催日:2025年6月8日(日)
開催場所:千葉県・茂原ツインサーキット
天気:曇り
気温:25℃
<開催クラス>
初心者60分耐久:3台
4時間耐久
・マイスタークラス:1台
・GROM5クラス:10台
・GROM4クラス:9台
参加チーム:24台
参加人数:91名
茂原ツインサーキットで開催された『Let’sレン耐初心者60分耐久&4時間耐久』は、少し肌寒い曇り空の下でスタートを切った。天気予報では午前中に少しの雨が予想されていたが、その予報どおり、スタート前の時間帯に小雨が降り、コースは少し湿り気を帯びた状態で迎えられた。
午後からは天気も回復し、気温も上昇。まさにサバイバルなレースが繰り広げられる予感が漂う。
初心者60分耐久レース

初心者クラスでは、スタート直後から#31『チーム ESSO石田』が好位置をキープし、これに#33『RTロンドベルwith大鎌小』が迫る展開となった。抜きつ抜かれつの激しい攻防が繰り広げられ、ピットインの度にミニゲームが行なわれるなど、レースはエンターテイメント性にも富んでいた。

そしてレースではそのまま#31が逃げ切り、緊張感の中で無事に初心者耐久レースが終了した。
4時間耐久レース

11時30分、晴れ間が広がり、気温も上昇してきた中、4時間耐久レースがスタート。最初の5分で、注目のチーム#1『RTザ青梅』が好位置をキープし、これに#2『T’sレーシング』や#6『三宅さんと一緒』などが続いた。レースは順調に進んでいたが、レースの早い段階からドラマが始まる。
スタートから5分後、Grom5クラスの2位を走っていた#5『ANNA×PANDA』が最終コーナー手前で転倒、フルコースイエロー(FCY)となり、一時レースは中断。転倒車両の回収後、再スタートが切られる。転倒の影響で順位が大きく変動し、レースは再開されるも、緊張感が増した。

30分が経過し、レースが再開されると、各クラスで激しい順位争いが繰り広げられ、トップ争いが一気に熱を帯びる。

マイスタークラスは#1『RTザ青梅』、Grom5クラスは#6『三宅さんと一緒』がトップを独走。Grom4クラスは#36『あずき最中』が先行し、他のチームを引き離しつつあった。
しかし12:40、突然すべての注目を集める出来事が発生。Grom4クラスのリーダーであった#36『あずき最中』が、2コーナーで転倒し、戦線離脱。復帰までの修復作業が必要となり、レースが一時的に停滞。これでGrom4クラスのトップが入れ替わり、他のチームにチャンスが巡ってきた。
レースから1時間すると、雨がポツリポツリと降り始め、路面が徐々に湿りだす。ドライで走っていたライダーたちは、路面の変化に神経を尖らせながら走行を続ける。大きな転倒はないものの、注意深い走行が求められた。
レースも折り返しのときに気温の上昇と共に、路面が再び乾き始めたころ、トップを走っていたはずの#5が、再び最終コーナー手前で転倒。これで再度、レースが停滞し、各チームは必死にポジションを維持しようと戦う。転倒によって順位が入れ替わり、これがレースの後半を大きく左右することになる。

そして残り1時間では、Grom5クラスは #6『三宅さんと一緒』がリードを広げ、背後には #2『TeamSBR1』、#3『油坊主』が追走。Grom4クラスでは #32『とりあえずはしろう』が首位を守りつつ、#33『みかんツーレーシング』と#35『バンタムレーシング』が僅差で追ったが、最終的に#35『バンタムレーシング』がクラス優勝を果たした。

この日は途中から気温が上がり、転倒や修復作業がレース展開に大きな影響を与えました。特に4時間耐久のレースでは、予測不可能な転倒や、天候の変化によって順位が大きく変動し、最後まで目が離せないドラマティックな展開が続きました。選手たちは激しい戦いを繰り広げ、サバイバルの中で見事なレースが展開されました。
正式結果は次のとおりです。
初心者60分耐久レース

1位 #31 チーム ESSO石田 67周
2位 #33 RTロンドベルwith大鎌小 65周
3位 #32 RHMC 53周
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4時間耐久レース

マイスタークラス
1位 #1 RTザ青梅 305周
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GROM5クラス
1位 #6 三宅さんと一緒 304周
2位 #2 TeamSBR1 304周
3位 #11 自分勝手 299周
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GROM4クラス
1位 #35 バンタムレーシング 301周
2位 #33 みかんツーレーシング 299周
3位 #31 Team Black★ 299周