SBK(スーパーバイク世界選手権)第1戦オーストラリアラウンドは、オーストラリアのフィリップアイランドでレース2が開催された。

SBKレース2
SBKのレース2は気温21度、路面温度21度のウエットコンディションの下、22周で争われた。

ポールスタートのニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がウエットレースでもスタートから独走。1周目に約1秒半、5周目には約2秒半と後続とのリードを広げて独走し、レース1、スーパーポールレースに続いてレース2も制し、2年連続で開幕戦オーストラリアラウンドでハットトリックを達成した。

2周目に2番手に浮上したヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)がレース中盤すぎまで単独2番手で周回を重ねていたが、16周目の9コーナーで転倒を喫してしまう。序盤から3番手をキープし、代わって2番手に浮上したアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)がそのまま2位でチェッカーを受け、スーパーポールレースに続いて2位表彰台を獲得した。

3位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。バウティスタは7番グリッドからスタートし、9周目に4番手に浮上。モンテッラの転倒で3番手に上り、インディペンデントライダーとして初の3位表彰台に立った。

4位にタラン・マッケンジー(ドゥカティ)が入賞。マッケンジーはアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)と接戦のポジション争いを展開していたが、19周目の1コーナーでロウズが転倒を喫し、マッケンジーが4位に入賞。

テストから苦戦を強いられていたアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)はウェットコンディションを味方につけ5位に入賞した。

終盤に展開された3人のライダーによる接戦の6番手争いを制して、ダニロ・ペトルッチ(BMW)が6位に入賞、7位にミゲール・オリベイラ(BMW)、8位にイケル・レクオナ(ドゥカティ)が続いた。

ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ)はジャンプスタートのペナルティを取られ、ダブルロングラップペナルティを受けたため、9位入賞。10位にギャレット・ガーロフ(カワサキ)が続き長島哲太(ホンダ)は11位に入賞した。

アルベルト・スーラ(ドゥカティ)が12位レミー・ガードナー(ヤマハ)が13位ステファノ・マンジ(ヤマハ)が14位バハティン・ソフォグル(ヤマハ)が15位に入賞。

モンテッラは6周目の9コーナーで転倒リタイア、チャビ・ビエルへ(ヤマハ)は13周目の2コーナーで転倒リタイア。サム・ロウズ(ドゥカティ)は8周目の4コーナーで転倒リタイア、ライアン・ビッカーズ(ホンダ)は7周を終えてピットに戻りリタイア。マッティア・ラト(ヤマハ)はスタート直後の4コーナーで転倒リタイアに終わった。

SSPレース2
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2はスタート前から雨が降り、ウエット宣言がなされてスタートを切ったが、雨は強く降ることなく、スリックタイヤでスタートしたライダーが上位を占め、レインタイヤでスタートしたライダーはタイヤ交換のためにレース中のピットインを強いられた。

気温24度、路面温度24度のウエットコンディションでスタートしたレースをまずリードしたのは、ジャン・オンジュ(ヤマハ)。レインタイヤを履いたオンジュは2周目までトップをキープするが、スーパーポールでタイムを記録できず、最後尾グリッドからスリックタイヤをチョイスしたアルディ・マヘンドラ(ヤマハ)が3周目にトップに浮上する。

さらにスリックタイヤを履き、1周目を3番手で通過していたアルベルト・アレナス(ヤマハ)がマヘンドラの背後に迫ると一気に交わし、アレナスが4周目にトップに浮上。二人がトップ争いを展開するが、6周目以降はマヘンドラが遅れ始め、アレナスが単独トップで独走、4秒937差をつけてトップでチェッカーを受け、昨年までのMoto2クラスから今シーズンSSPに転向したアレナスが、開幕戦でSSP初優勝を達成した。

マヘンドラはその後も2番手で周回を重ね、2024年にSSP300クラスチャンピオンを獲得した経験を持つマヘンドラは、SSPで2年目でSSP初表彰台を獲得。3位に同じくスリックタイヤを選択したマッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)が続き、MotoEから転向したフェラーリもSSP初表彰台獲得となった。

途中ピットインし、スリックタイヤに履き替えて再びコースインした後、追い上げて5位に入賞したオンジュまでがトップと同一周回となり、タイヤ選択が明暗を分けるレースとなった。

岡本裕生(ヤマハ)はレインタイヤでスタートし、ピットインしてスリックタイヤに交換して再びコースイン、トップから1周遅れの22位でチェッカーを受けた。

SBK第1戦オーストラリア SBK レース2(22周)

順位 ライダー トップ差
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
2 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 11秒336
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 17秒790
4 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 28秒356
5 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 30秒966
6 ダニロ・ペトルッチ(BMW) 31秒901
7 ミゲール・オリベイラ(BMW) 32秒135
8 イケル・レクオナ(ドゥカティ) 32秒608
9 ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ) 33秒241
10 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 48秒734
11 長島哲太(ホンダ) 52秒224
12 アルベルト・スーラ(ドゥカティ) 58秒908
13 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分06秒503
14 ステファノ・マンジ(ヤマハ) 1分33秒080
15 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 1分40秒750
RET アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 4周
RET ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 7周
RET チャビ・ビエルへ(ヤマハ) 10周
RET サム・ロウズ(ドゥカティ) 15周
RET ライアン・ビッカーズ(ホンダ) 15周
RET マッティア・ラト(ヤマハ) 22周

SSP第1戦オーストラリア SSP レース2(18周)

順位 ライダー トップ差
1 アルベルト・アレナス(ヤマハ)
2 アルディ・マヘンドラ(ヤマハ) 4秒937
3 マッテオ・フェラーリ(ドゥカティ) 13秒967
4 アンドレア・ジョンビーニ(MVアグスタ) 50秒953
5 ジャン・オンジュ(ヤマハ) 1分25秒203
6 ロベルト・ガルシア(ヤマハ) 1周
7 アレッサンドロ・ザッコーネ(ドゥカティ) 1周
8 ルーカス・マヒアス(ヤマハ) 1周
9P ジェレミー・アルコバ(カワサキ) 1周
10 ジャウメ・マシア(ドゥカティ) 1周
11 フィリップ・エッテル(ドゥカティ) 1周
12 オリバー・ベイリス(トライアンフ) 1周
13 フィリップ・ファリオーリ(ヤマハ) 1周
14 チャビ・カルデルス(ヤマハ) 1周
15 トム・ブース-アモス(トライアンフ) 1周
16 シモン・イェスパセン(ドゥカティ) 1周
17 ジョシュ・ワトリー(ドゥカティ) 1周
18 レオナルド・タッチーニ(ドゥカティ) 1周
19 フェデリコ・カリカスロ(ZXMOTO) 1周
20 ヤコポ・クレターロ(MVアグスタ) 1周
21 オリバー・クーニッヒ(トライアンフ) 1周
22 岡本裕生(ヤマハ) 1周
23 リカルド・ロッシ(ドゥカティ) 1周
24 バレンティン・デビス(ZXMOTO) 1周
25 オンドレ・ポスタテック(トライアンフ) 1周
26 ボルハ・ヒメネス(ドゥカティ) 2周
27 マッティア・カサディ(ドゥカティ) 3周
RET ドミニク・エガター(カワサキ) 2周