全日本ロードレース選手権第6戦岡山ラウンドのST1000レースは羽田太河(Astemo Pro Honda S I Racing)が優勝した。
決勝日は朝の曇天から朝のウォーミングアップランでの小雨、さらには午前中に行なわれたJ-GP3最終ラップで大雨と、かなり難しい天候になった。
ST1000決勝はウエット宣言が出され、周回数は3周減算の15周に変更された。
雨脚が強まったり弱まったりの中でスタート。ホールショットを奪ったのは國峰啄磨(TOHO Racing)。荒川晃大(Astemo Pro Honda SIRacing)、亀井雄大(RTJapan M Auto)、村瀬健琉(Team TITANTKR SUZUKI)、羽田と続く。オープニングラップで羽田が村瀬を捕らえて4番手に浮上。國峰、荒川、亀井、羽田の4台でトップ集団を形成。
2周目に亀井が荒川を捕らえて2番手浮上。國峰がトップ独走態勢に入ろうとしているのを見た羽田は亀井を捕らえて2番手に浮上、國峰追撃態勢に入る。羽田に離され始めた亀井、荒川には和田留佳(Team TATARA aprilia)が追い付き、3台での5位争いに移行。
亀井はペースが上がらず荒川から離されはじめる。その亀井を和田がかわしていく。
4周目。羽田が國峰の背後についた。さらに荒川もトップ2台との差を詰め、3台でのトップ争いに移行。和田は単独4番手走行に。
7周目。羽田がついに國峰の前に出た。羽田は少しずつ國峰を引き離しにかかる。
10周目。トップ集団を追いかけていた和田が転倒。
羽田は國峰を0.5秒ほど、國峰は荒川を1秒ほど引き離して周回を重ねる。
レース終盤。徐々にトップ3それぞれの差が広がる。そしてそのままフィニッシュ。羽田が今季4勝目。國峰は開幕から4連続の2位フィニッシュ。荒川は2戦連続今季3度目の表彰台を獲得した。

優勝/羽田太河(Astemo Pro Honda S I Racing)
「昨日はドライでレースができる予報でした。今朝起きたら雨マークに変わっていました。表彰台にいけるとしても勝てるとは思っていませんでした。雨量が多いほうが有利だと思っていたので、雨が多く降ってくれたことは自分にとってよかったです」
「ペースがいいとか悪いとか分からないくらいコンディションが悪くて、少しでもプッシュするとすぐに滑る感じでした。シールドが曇ってサインボードが見えていなかったので、あんなに離れているとは思っていませんでした」
「ウエットコンディションが苦手な訳ではないのですが、ST1000になってから苦戦していました。今回のウエットで勝てたのは大きいです」
「タイトルは取れたら取れたで、とにかく勝ちたいです」

2位/國峰啄磨(TOHO Racing)
「この雨量はウイークで初めてでした。少しずつペースを上げていくなかで、思った以上にコンディションが悪くて転倒しそうになりました。ミスしたところで羽田選手に抜かれました。ついていこうと思ったのですが、ペースが上げられませんでした。最後になってペースをつかめたのですが、僕もシールドが曇っていて見えませんでした。転倒しないで走りきるのでいっぱいいっぱいでした」

3位/荒川晃大(Astemo Pro Honda SIRacing)
「スタートは決まったのですが、リアの接地感が得られませんでした。加速でタイムを稼げず、突っ込みで稼ごうとしてリスクを抱えました。セッティングもあるだろうけれど、乗り方の問題だと思います。ドライコンディションもレインコンディションも同じだと思うので、最終戦に向けて課題を克服できたらいいなと思います」
