ヤマハ・モーター・ヨーロッパは世界グランプリ500ccクラスで3度チャンピオンを獲得したレジェンド、ウェイン・レイニーに特別仕様のヤマハXSR900 GPを贈呈した。

1993年のイタリアGPでの転倒により下半身不随となったレイニーがライディングできるようにXSR900 GPは特別な改造が施されており、グラフィックもレイニーが現役時代にライディングしていたYZR500を再現したカラーが施されている。

贈呈式はレイニーが代表を務めるモトアメリカシリーズ第5戦のラグナ・セカラウンドにて行なわれ、パレードラップではレイニーが先導し、ケニー・ロバーツらが並走。ラグナ・セカはレイニーにとって1991年のアメリカGPで優勝したコースであり、レイニーがラグナ・セカを走るのはそのとき以来。ラグナ・セカ名物のコークスクリューを駆け抜けた。

ラグナ・セカを走るウェイン・レイニーとケニー・ロバーツの二人のアメリカンレジェンド
XSR900 GPにはハンドシフトなどの特別な装備が施され、グラフィックもYZR500を再現