MotoGP第12戦チェコMoto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、チェコ、ブルノ・サーキットで開催された。日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温20度、路面温度28度、湿度71%、部分的に雲が多いドライコンディション。この走行では、ジョー・ロバーツ(カレックス)が1分58秒444を記録、自身が昨日樹立した歴代コースレコードを更新してトップタイムだった。2番手はポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)で1分58秒859。3番手に地元チェコ出身のフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)が入り、1分59秒103だった。

佐々木歩夢(カレックス)は8周目に1分59秒994を記録して18番手。國井勇輝(カレックス)は6周目の2分01秒142で28番手、羽田大河(カレックス)は11周目2分01秒744を出して30番手。

日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から争われた予選Q1は、気温24度、路面温度42度、湿度47%、部分的には曇ったドライコンディション。このセッションでは、トラックリミットでラップキャンセルとなっていたディオゴ・モレイラ(カレックス)が10コーナーで転倒、モレイラはタイム計測できず。トップは、バリー・バルタス(カレックス)で1分58秒766。2番手はアルベルト・アレナス(カレックス)1分58秒950、3番手ダニエル・オルガド(カレックス)1分58秒980、4番手イバン・オルトラ(ボスコスクーロ)1分59秒026。以上の4名がQ2進出。

佐々木は2周目1分59秒242を記録9番手、羽田は5周目2分00秒253で12番手、國井は6周目2分00秒420で13番手。3人はQ2進出はできなかった。

日本時間午後9時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で開催された予選Q2は、気温23度、路面温度35度、湿度50%、場所により厚い雲があるものの青空も見えるドライコンディション。序盤、現在ポイントランク2番手のアロン・カネト(カレックス)が10コーナーで転倒。マシン修理後、急いでタイム計測のため再スタートを切ったものの、時間が足りず、計測ならず。

序盤、Q1から進出のバルタスが2周目1分58秒852を記録しトップへ。終盤に入り、ロバーツが5周目1分58秒481、更にコースレコードを更新する1分58秒344を記録しトップを奪う。しかし、最後にロバーツのスリップストリームを使い6周目1分58秒322を叩き出したバルタスが、コースレコードを更新し、2015年アメリカGPのザビエル・シメオン以来、ベルギー人がMoto2クラスでポールポジションを獲得した。

2番手はロバーツで1分58秒342、バルタスとは0.020差だった。3番手マルコス・ラミレス(カレックス)1分58秒579。4番手ゴンザレスが1分58秒711、5番手オルガド1分58秒805、6番手フリー走行2では転倒があったセナ・アギウス(カレックス)1分58秒890。

7番手ボスコスクーロ勢トップでジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)1分58秒980、8番手はワイルドカード参戦のマッティア・パッシーニ(カレックス)1分59秒019、9番手にサラッチが入り1分59秒103。トップからサラッチまでが0.781秒差。

佐々木は総合で23番手、羽田が26番手、國井が27番手。モレイラは、前戦の危険な走行へのペナルティーでピットレーンスタート。アレナスはグリッドペナルティーで3ポジションダウン。フロントロウを獲得したラミレスには、ダブルロングラップペナルティーが科される。

Moto2クラス決勝は、明日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から18周で始まる。

MotoGP第12戦チェコMoto2予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 バリー・バルタス カレックス 1分58秒322 Q2
2 ジョー・ロバーツ ボスコスクーロ 1分58秒342 Q2
3 マルコス・ラミレス ボスコスクーロ 1分58秒579 Q2
4 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分58秒711 Q2
5 ダニエル・オルガド カレックス 1分58秒805 Q2
6 セナ・アギウス カレックス 1分58秒890 Q2
7 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分58秒980 Q2
8 マッティア・パッシーニ カレックス 1分59秒019 Q2
9 フィリップ・サラッチ ボスコスクーロ 1分59秒103 Q2
10 アロンソ・ロペス ボスコスクーロ 1分59秒143 Q2
23 佐々木歩夢 カレックス 1分59秒242 Q1
26 國井勇輝 カレックス 2分00秒253 Q1
27 羽田大河 カレックス 2分00秒420 Q1