MotoGP第17戦日本Moto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、栃木県、モビリティ・リゾート・もてぎで開催された。午前9時50分から40分間で行なわれたフリー走行1は、気温28度、路面温度39度、湿度57%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。

この走行では、15周目に1分49秒067を記録したジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がコースレコードでトップタイムだった。2番手1分49秒242でトニー・アルボリーノ(ボスコスクーロ)、3番手1分49秒306のマニュエル・ゴンザレス(カレックス)。4番手ダビド・アロンソ(カレックス)、5番手ジョー・ロバーツ(カレックス)、6番手イザン・グエバラ(ボスコスクーロ)、7番手ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)。今シーズン新しいタイヤの導入もあり、トップから7番手までが昨年のゴンザレスのコースレコード1分49秒711を更新した。

8番手は佐々木歩夢(カレックス)で、8周目の記録1分49秒728。國井勇輝(カレックス)は5周目に出した1分50秒826で25番手だった。

午後2時5分から40分間で始まったプラクティスは、気温29度、路面温度41度、湿度60%、部分的に雲はあるが晴れたドライコンディション。風速12km/hの強風が時折吹いていた。このセッションでは、序盤、佐々木がいきなり2周目に1分48秒828を記録、午前の走行でディクソンが残したコースレコードを更新した。

ウナイ・オラドレ(ボスコスクーロ)が序盤に9コーナー、中盤にはアロン・カネト(カレックス)も9コーナーで転倒。終盤に入り、タイムアタックが始まる中では、バリー・バルタス(カレックス)が3コーナー、コリン・ベイヤー(カレックス)は1コーナーでハイサイド転倒、それぞれイエローフラッグが出され、黄旗によるラップキャンセルもあった。

残り時間7分程になり、ディクソンが13周目1分48秒741を記録、佐々木を上回りトップとなる。ディクソンは17周目1分48秒679まで記録を伸ばして歴代コースレコードで、トップタイムだった。佐々木は2周目の記録のまま、自身Moto2プラクティスの最高位2番手。3番手はグエバラで12周目の記録1分48秒915だった。トップから19番手のマルコス・ラミレス(カレックス)までが0.859差の中にひしめいている。國井は2周目のラップタイム1分49秒997で26番手。

明日、午前9時25分からはフリー走行2が30分行なわれ、午後1時40分から予選Q1、午後2時5分からQ2が各15分間で開催される。プラクティスのトップから14番手までは予選Q2からスタートとなるため、佐々木は第14戦ハンガリーGP以来のQ2スタート。國井はQ1から参戦する。

MotoGP第17戦日本Moto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分48秒679 P
2 佐々木歩夢 カレックス 1分48秒828 P
3 イザン・グエバラ ボスコスクーロ 1分48秒915 P
4 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分48秒945 P
5 トニー・アルボリーノ ボスコスクーロ 1分48秒969 P
6 ダニエル・オルガド カレックス 1分48秒998 P
7 ジョー・ロバーツ カレックス 1分49秒000 P
8 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分49秒021 P
9 ゾンダ・ファン・デン・グールベルク カレックス 1分49秒047 P
10 セレスティーノ・ビエッティ ボスコスクーロ 1分49秒054 P
21 國井勇輝 カレックス 1分49秒997 P