10月23日(土)、全日本ロードレース第6戦岡山の予選が行なわれた。J-GP3クラスは中谷健心(MotoUP Jr Team)、ST600は小山知良(JAPAN POST Honda RACING TP)、ST1000は亀井雄大(RTJapan M Auto and Kamechans)、JSB1000は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)がポールポジションを獲得。全クラスの予選終了後に4クラス合同で記者会見が行なわれ、レースウイークのここまでの流れが述べられた。

J-GP3クラス

「練習のときからタイムは出ていて、雨でもドライでも調子がよかった」と中谷

中谷健心(MotoUP Jr Team)

「練習のときからタイムは出ていて、雨でもドライでも調子がよかったです。ピレリタイヤは雨に強いのかなっていう感じがあります。明日は雨でもドライでも、どちらでもいいです。でも1分39秒5という目標タイムがあるので、ドライでいきたいかな。年間をとおして尾野選手が速いのは分かっているので、後ろでついていってタイヤを温存して、最後に抜いて優勝できればいいかなと思います」

ST600クラス

「レインコンディションは体への負担が少ないから、今日は天候が味方してくれました」と小山

小山知良(JAPAN POST Honda RACING TP)

「単純に天候が味方してくれました。ドライに比べてフィジカルにかかる負担が非常に少ないからです。(ケガの影響で)ドライだとリアブレーキを踏んだあとに右足がうまくひけなかったりするので、今はリアブレーキを信用せずに走っています。その辺が雨だと使えるので、安心して走れました。左手は握れないのでグリップに乗せているだけの状態です。足はずいぶん言うことを聞くようになっています。前戦からタイミングはずれるものの動くようにはなってきました。今の体でどう乗るかを理解して、少しずつ乗ってて楽しくなってきています」

ST1000クラス

「セッティングがすごくよくて、調子がいいです。明日はレインコンディションで走りたいな」と亀井

亀井雄大(RTJapan M Auto and Kamechans)

「事前テストでの雨の走行では、それほどよくなかったのですが、ほかに試せるものがなかったので、後はレースウイークでやろうということになりました。ウイークで試したセッティングがすごくよかったんです。1本目の走行は途中からドライコンディションに変わったので、早々に切り上げたくらい調子よかったです。予選では特にセッティングを大きく変えることなく、あとは走りで詰めようと集中して走りました。雨が強くなる前にタイムが出て、ポールポジションが取れました。ここまでは100点のレース運びかなと思います」

JSB1000クラス

「目標は1分44秒でしたが、1分43秒に入れることができた」と水野

水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)

「ポールポジションは素直にうれしいです。今週はチームがドゥカティのエンジニアを呼んでくれました。本来のドゥカティの走りができるフィードバックがあって、手ごたえをもって走れました。ポールポジションも取れるのではないかと思っていました。目標は1分44秒に入れることだったのですが、1分43秒に入ったので、よかったと思います。新しいエンジニアとチームのおかげで前進できています。結果もよかったし、中身も充実した二日間になっています」