SBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦するHonda HRCチームの2026年シーズン体制が2月14日に発表された。
2026年はライダー体制を一新、昨年までMotoGPクラスに参戦していたソムキャット・チャントラとMoto2クラスに参戦していたジェイク・ディクソンを起用する。
昨年末より二人のライダーはテストを開始、SBKマシンへの適応を図っていたが、年明けにチャントラがトレーニング走行中の転倒で右腕を骨折したため、1月下旬のテストに参加できず、開幕前のフィリップアイランドテストと、フィリップアイランドで開催される開幕戦オーストラリアラウンドを欠場することになった。代役としてHRCのSBKテストライダー、長島哲太の起用が決まっている。いっぽう、ディクソンは1月下旬にスペインのヘレス、ポルトガルのポルティマオで行なわれたテストに参加したが、天候に恵まれず、ドライコンディションでは十分なテストが行なえなかった。
今シーズンはHRCのテストライダーとしてジョナサン・レイも加入。マシンの開発がさらに進むことが期待されている。
SBKは2月16日と17日にフィリップアイランドでオフィシャルテストを実施。2月20日から22日にフィリップアイランドで開催される開幕戦に臨む。

ジェイク・ディクソン
「Honda HRCのファクトリーライダーとして、SBKでHondaを代表するライダーとして参戦することは素晴らしい気持ちだ。このプロジェクトは、ずっと夢見てきたことで、この新たな章の始まりを心から楽しみにしている。ファクトリーのプロジェクトに参加すると、常に新しいことに挑戦し、学ぶべきことがあり、賢く時間を有効に活用する必要もある。周りに強力で経験豊富なクルーがいることは、私にとって大きい。プロジェクトの規模の大きさから、初めてチームに会った時は少し緊張したが、とても温かく迎えてくれ、それがシーズンに向けて自信を与えてくれた。2026年は学びと成長の年になると確信しており、チームは私を一歩一歩成長させてくれると確信している。強力なテストチームと共に仕事ができるのも素晴らしいこと。長島さんは既に素晴らしい仕事をしてくれていますし、ジョナサン・レイの加入はホンダにとって大きな財産だ。私たちはお互いをよく理解しており、意見交換やフィードバックは非常に前向きなものになっている。バイクに関するコメントも似通っており、これは開発にとって重要な点だ。CBR1000RR-Rに関しては、パワフルなマシンなので、このマシンを深く理解し、いつリスクを取るべきか、いつ取るべきでないかを見極めることに注力してる。ウインターテストは悪天候のため走行時間が限られたが、ウェットコンディションでの走行は有益だった。特にスーパーバイクのルーキーとして新しいバイクに乗る私にとっては、ラップごとに経験を積むことができた。開幕戦のフィリップアイランドは素晴らしいコースなので、本当に楽しみにしている。最後に、ソムキアット手の回復を心より祈っている。彼は素晴らしい人柄で、チーム全体が共に成長し、前進していく上で、彼が一日も早く復帰することは非常に重要だ」

ソムキャット・チャントラ
「手術後の回復は順調に進んでおり満足しているが、再びバイクに乗れるようになるまではまだ時間が必要だ。今は落ち着いて回復を続け、万全の状態でバイクに乗れるようにすることに集中しています。昨年11月のヘレステストでHonda HRCチームと初めて一緒に過ごした時間は、本当に楽しかった。ガレージに入った瞬間から温かく迎え入れられ、まるで家族のような雰囲気を感じた。Hondaファクトリーチームへの加入は大きな一歩であり、非常に重要なプロジェクト。チームがすぐにリラックスして快適に過ごせるようにしてくれたことは、私にとって大きな意味がありました。この間も、チーム、森さん、そしてクルーチーフの佐々木さんと密に連絡を取り合い、回復状況を報告してきた。開幕戦に出場できないのはもちろん残念だが、医師の指示に従うのが正しい判断。チームに会えなくて寂しいし、できるだけ早く復帰できるよう、全力を尽くすことに集中している。Honda HRCの皆さんのサポートに感謝するとともに、復帰してチームの進歩に貢献できることを本当に楽しみにしている」