MotoGP第5戦フランスMoto3クラス3日目、決勝が、フランス、サルト県にあるブカッティ・サーキットで開催された。MotoGPライダー達によるパレード中に雨が降り出し、路面はかなり激しいウェット。マーシャル達により懸命に整備され、予定の5分遅れ、日本時間午後6時5分(現地時間午前11時5分)から13周に短縮され開催された。

曇り空の下、気温14度、路面温度20度、湿度81%、風速15km/hのときもあるウエットコンディション。スタート直後、P.P.のエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)のフロントタイヤが浮き、後退。その間にマキシモ・キレス(KTM)がトップに立った。水しぶきが激しく上がるほど、コースにはまだ水が残る中、マルコ・モレッリ(KTM)、ジョエル・ケルソ(ホンダ)、フェルナンデス、アルバロ・カルペ(KTM)、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、ハキーム・ダニシュ(KTM)、ベレンティン・パローネ(KTM)、ケイシー・オゴーマン(ホンダ)、ヴェダ・プラタマ(ホンダ)がトップ10で続いて第1セクターを通過。

ブライアン・ウリアテ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)は1周目に転倒、再スタート。コーマック・ブキャナン(KTM)が転倒、リタイア。フェルナンデスは2番手に上がり、キレスを追ったものの、その差は徐々に開き始めた。雨上がり、ウェットのコンディションの下、2周目以降、オゴーマン、ペローネ、ケルソ、カルペ、モレッリの上位陣5人も転倒。二コラ・カラッロ(ホンダ)、再スタート後、走行を続けたウリアテは2度目、ヘスス・リオス(ホンダ)、スコット・オグデン(KTM)、リコ・サルメラ(KTM)、合計12名13回の転倒があった。

トップに立ったキレスは、多くのライダーが転倒する中、終始安定した走りで一度もトップを譲ることなく、1位でチェッカー。スペインGPに続き2連勝を飾った。フェルナンデスは2戦連続となる2位。昨年トレーニング中の事故により、日常生活もままならない大怪我を負ったマッテオ・ベルテッレ(KTM)が9番グリッドから9周目には1分52秒688のレース最速ラップを記録し追い上げて3位。2025年アメリカGP以来の表彰台を獲得。最終ラップは思わず泣いてしまったと話していた。

4番手プラタマ、5番手ジョエル・エステバン(KTM)、6番手グイド・ピニ(ホンダ)、7番手は10コーナーのショートカットでロングラップに入ったもののエイドリアン・クルーセス(KTM)。8番手ダビド・アルマンサ(KTM)、9番手エディー・オシェイ(ホンダ)、10番手はイオンクレジット・MTヘルメット・MSIのハキーム・ダニシュ(KTM)。トップ10にホンダ勢が4台入った。

21番グリッドスタートの山中琉聖(KTM)は、上位陣が多く転倒する中、順位を上げて12周目には11番手まで上がった。最終ラップ終盤、転倒から再スタートのペローネにかわされたものの、山中は12位で完走。4ポイントを獲得。26番グリッドからスタートした三谷然(ホンダ)は、最終ラップでルシェ・モードレー(KTM)を抜いて16位。

年間ポイントは2連勝でキレスがポイントを115に伸ばし、2番手フェルナンデスの69とは46ポイント差に開いた。3番手は転倒でノーポイントのカルペが53。4番手ペローネ52。ホンダ・チーム・アジアのプラタマが50ポイントで5番手。6番手モレッリ48、7番手ピニ46、8番手アルマンサ41、9番手ウリアテ29、10番手エステバン24。ポイント上位10名中3名がルーキー。山中は合計6ポイントを獲得、現在21番手。

次戦は来週、金曜日から再びスペインに戻り、第6戦カタルニアGPが開催される。

スペインGPに続き2戦連続1位のマキシモ・キレス(KTM/前)と2位エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ/後)

 

MotoGP第5戦フランスMoto3決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マキシモ・キレス KTM
2 エイドリアン・フェルナンデス ホンダ 1秒888
3 マッテオ・ベルテッレ KTM 4秒227
4 ヴェダ・プラタマ ホンダ 7秒659
5 ジョエル・エステバン KTM 10秒916
6 グイド・ピニ ホンダ 17秒707
7 エイドリアン・クルーセス KTM 20秒164
8 ダビド・アルマンサ KTM 20秒893
9 エディー・オシェイ ホンダ 21秒075
10 ハキーム・ダニシュ KTM 21秒847
12 山中琉聖 KTM 26秒193
16 三谷然 ホンダ 43秒820