MotoGP第5戦フランスMotoGPクラス3日目、ウオームアップ走行と決勝が日曜日、フランス、サルト県にあるブカッティ・サーキットで開催された。木曜日に新しく販売開始された地元フランス人ライダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のTシャツは、金曜日に既に売り切れ。MotoGP記録となる延べ302149人が観戦に訪れ、夜も眠れない程の喧騒が続いた3日間。
日曜日、日本時間午後4時40分(現地時間午前10時40分)からは10分間のウオームアップ走行が行なわれた。昨日の転倒により、右足第5中足骨の骨折と以前痛めた肩が悪化したため、マルク・マルケス(ドゥカティ)は欠場。ウオームアップ走行は、1番手ホルヘ・マルティン(アプリリア)、2番手アレックス・マルケス(ドゥカティ)、3番手ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、小椋藍(アプリリア)は20番手だった。
日本時間午後9時(現地時間午後2時)から27周で始まった決勝は、気温17度、路面温度22度、湿度68%、曇りのドライコンディション。タイヤ選択は、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)ら数名が前後ソフト、予選トップ3の3人を含む大半は前ハード後ソフトで走行した。
スタートはマルコ・ベゼッキ(アプリリア)が好スタートでトップを奪う。2番手はクアルタラロ、3番手ペドロ・アコスタ(KTM)、以後、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、小椋、マルティン、アレックス・マルケス、ジョアン・ミル(ホンダ)、エネア・バスティアニーニ(KTM)のトップ10で2周目を迎えた。アレックス・マルケスが2周目に転倒。アコスタはクアルタラロをパスして2番手に上がった。
5周目にはこのレース最速1分31秒164をマークしてバニャーヤがクアルタラロを抜き3番手へ。7周目にバニャーヤはアコスタもパスして2番手まで上がった。9周目0.5秒を切るまでベゼッキとバニャーヤの差は縮まった。しかし、再び差が開き始めた。7番グリッドスタートだったマルティンは、着々と順位を上げ、9周目には4番手でアコスタも捉えようとしていた。11周目、ポイント圏内に入ろうとしていたモレイラが転倒、リタイア。折り返した16周目、2番手を走行していたバニャーヤが転倒、リタイア。これで3番手に浮上したマルティンは、18周目にアコスタも捉え2番手へ。19周目ミルが転倒、リタイア。20周目はブラッド・ビンダー(KTM)が転倒、リタイア。8番グリッドをスタートした小椋はミル、クアルタラロをパス、21周目にはジャンアントニオもかわしていた。
残り5周を迎える23周目には遂にアコスタも捉え、小椋は3番手。残り3周となる25周目には、マルティンがトップのベゼッキを捉えて1番手となる。マルティンは残り3周トップで走り切り、2024年のマレーシアGP以来、588日ぶりの決勝優勝。2位は決勝の表彰台記録を7に伸ばしてベゼッキ、年間ポイントでも1ポイント差128でポイントリーダーの座を守っている。小椋はベゼッキも捉えるかと思われるような好ペースのまま、チェッカーを受け3位、MotoGPクラス初表彰台を獲得。日本人ライダーの表彰台は2012年バレンシアGP中須賀克行の2位表彰台以来4927日ぶり。アジアタレント杯出身ライダーの表彰台も初。3位で16ポイントを獲得して総合67ポイント、ランキング5番手に浮上した。
表彰台をアプリリアが独占するのは史上初。優勝したマルティンはこれまでの全ての経験が今の自分を作っていると話し、2024年にワールドタイトルを獲得したときと同じくらい誇りに思うと語っていた。次戦は第6戦カタルニアGPが来週、金曜日5月15日に始まる。


| MotoGP第5戦フランスMotoGP決勝 |
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|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | トップ差 |
| 1 | ホルヘ・マルティン | アプリリア | |
| 2 | マルコ・ベゼッキ | アプリリア | 0秒477 |
| 3 | 小椋藍 | アプリリア | 0秒874 |
| 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ドゥカティ | 2秒851 |
| 5 | ペドロ・アコスタ | KTM | 2秒991 |
| 6 | ファビオ・クアルタラロ | ヤマハ | 7秒756 |
| 7 | エネア・バスティアニーニ | KTM | 8秒615 |
| 8 | ラウル・フェルナンデス | アプリリア | 12秒497 |
| 9 | フェルミン・アルデゲール | ドゥカティ | 14秒903 |
| 10 | ルカ・マリーニ | ホンダ | 15秒016 |
| 11 | ヨハン・ザルコ | ホンダ | 16秒549 |
| 12 | アレックス・リンス | ヤマハ | 32秒343 |
| 13 | トプラック・ラズガットリオグル | ヤマハ | 32秒476 |
| 14 | フランコ・モルビデリ | ドゥカティ | 32秒774 |
| 15 | ジャック・ミラー | ヤマハ | 36秒059 |
| 16 | ジョナス・フォルガー | KTM | 1分12秒975 |
| 17 | ブラッド・ビンダー | KTM | – |
| 18 | ジョアン・ミル | ホンダ | – |
| 19 | フランチェスコ・バニャーヤ | ドゥカティ | – |
| 20 | ディオゴ・モレイラ | ホンダ | – |
| RT | アレックス・マルケス | ドゥカティ | – |