全日本ロードレース選手権第5戦もてぎJSB1000決勝レース2は水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)が制した。

レース1はウエットコンディションでの15周。17周に設定されたレース2のスタート直前まではドライコンディション。ただ、グリッドに向かうタイミングで雨粒が落ちてくる。

雨脚は強まることなく無事にスタート。ホールショットを奪ったのは水野。野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)と続く。オープニングラップからどんどん順位を上げたのは長島。1周目を3番手で終えると2周目にトップ浮上。長島、水野、野左根の3台が後方を引き離し始めたのを見た中須賀は、國井を捕らえて4番手浮上。前の3台を追いかける。國井はしっかりと中須賀の背中を捕らえたまま周回。

中須賀のペースが上がらず、7周目に國井が中須賀の前に出る。トップ争いからは野左根が遅れだして長島と水野の一騎打ちに移行。

レース中盤。國井が野左根との差を詰め始める。13周目に野左根を捕らえた國井。表彰台圏内に浮上。

残り2周。野左根がオーバーラン。これで國井は楽な展開に。

一方のトップ争いはラストラップで何度も順位を入れ替える。この死闘を水野が制して連勝記録を伸ばした。

優勝/水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)

「今日のレースは、僕たちの方には全然分がなく、ついていくのがいっぱいいっぱいのレースでした。自己ベストを更新しながら追いかけましたが、オーバーテイクするまでのアドバンテージはありませんでした。どんなときでもプッシュしていましたが、それ以上に長島選手の方が速く、内容的には厳しいレースでした。でも最後まで長島選手をフォローできた結果、ライバルのミスを誘うというか、優勝につながったと思います。自分たちにペースはなかったですが、結果的にこの勝ちを取れたのでうれしいです。今回は今までのレース内容とは違った形で優勝できたので、また違う喜び、うれしさがあります」

2位/長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)

「もてぎはダンロップの強みを生かせる部分もあると思っていて、シーズンの中でもすごく大きなチャンスがあるサーキットだと思っていました。夏もしっかり準備して、いろいろやってきたんですけど、最終的に水野選手がうまかったですし、強かったです。単純に完敗かなという感じです」

「J-GP3、ST1000と若手が頑張っていたので、それに後押しされました。自分も勝ちたかったなぁという気持ちが強かったかなと思います」

3位/國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)

「最低限の結果として、ここまで来られたのがよかったなと思います。初戦2&4のもてぎよりもドライでしっかりした中で戦うことができました。バイクを含めていろいろとアップデートされていて、自分のものになったのかなという印象が強くあります。また、今まであまりバトルできなかった中須賀選手や野左根選手ともバトルすることができました。今年から参戦しているJSBで多くのことを学ぶことができ、今までよりも一番自分にとって濃いレースの内容になりました」