MotoGPライダーのアレックス・リンスが、今シーズンいっぱいで二輪レース活動からの引退することを表明した。リンスは所属するモンスターエナジー・ヤマハと今シーズンいっぱいで契約が満了となるが、移籍や他カテゴリーへの転向を含めて交渉を進めてきたが、二輪レース活動から引退することを9月10日に明らかにした。
「来年スーパーバイク世界選手権には参戦しない。2つの選択肢があり、僕に強い関心を寄せてくれたことに感謝したい。しかし、それ以上に僕のモチベーションを掻き立てる別のことを見つけた。数戦前に話題に上げたように、実はとても興味深いプロジェクトを考えているけど、まだ100%確定していないから、詳細を明かすことはできない。決断は容易ではなかった。僕は人生の全てを、このチャンピオンシップに捧げ、数多くのバトルやレース、そして勝利を経験してきたから。およそ14年間という歳月を過ごしてきて、今シーズン終了後に二輪レースから身を引くことを決めた」
「やめることへの寂しさはあるか、続けるべきか否か、あるいは他のチャンピオンシップに転向すべきか、そうしたことを自問自答してきた。これまでの人生の全てを捧げてきたから。これまでに成し遂げてきたことには満足している。MotoGPでの14年間、数多くの勝利や激闘を経験し、3つのクラスでタイトルを争う機会にも恵まれた。レースは僕の人生の全てであり、結局のところ、それは単なるルーティンに過ぎない。人生を通して、レースのために準備をしてきた。今の状況は複雑で、確かにバイクの世界で活動を続けたいという気持ちを失ってしまった」
リンスは、2012年よりMoto3クラスに参戦、2015年にMoto2クラスにステップアップ、MotoGPクラスには2017年から参戦し、スズキ、ホンダ、ヤマハの3メーカーのマシンを駆り、第13戦アラゴンGPを終了時点で通算246戦に参戦。6勝を含む18回の優勝、58回の表彰台を獲得。キャリア15年目となる今シーズン終了後、新たな人生に踏み出すことを決意した。