MotoGP第17戦インドネシアのMoto3クラス3日目、決勝がインドネシアのプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催された。マキシモ・キレス(KTM)が今季10勝目を挙げ、2026年のタイトルを獲得した。山中琉聖(KTM)は11位、三谷然(ホンダ)は16位、スポット参戦の荻原羚大(KTM)は転倒、リタイアだった。

日本時間午後1時(現地時間正午12時)から20周で開催された決勝は、気温30度、路面温度64度、湿度68%、雲一つない青空が広がるドライコンディション。スタートは、2番グリッドからダビド・アルマンサ(KTM)がホールショットを奪った。6番グリッドスタートのキレスも好スタートを決めて、ファーストラップが終わるときには2番手につけていた。2周目にはキレスがアルマンサも捉えトップに立った。一時、2番手には地元インドネシア出身のヴェダ・プラタマ(ホンダ)がつけ、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、アルバロ・カルペ(KTM)、アルマンサ、グイド・ピニ(ホンダ)、エイドリアン・クルーセス(KTM)、ブライアン・ウリアテ(KTM)が続き混戦となった。山中はその後方の9番手争いの集団、三谷は20番手付近、荻原は24番手で2周目を終えた。

3周目に入りトップのキレスと2番手集団の差がひらき始めた。この周回では、ケイシー・オゴーマン(ホンダ)、レオ・ラメルストルファー(ホンダ)に続き、荻原も激しいハイサイドで転倒。5周目にはキレスがレース中の自己ベストラップを記録し、さらに後続との差をひらく。混戦だった2番手争いからは、徐々にアルマンサが抜け出て2番手をキープ。中盤を走行していたダビド・ムニョス(KTM)には、9コーナーのショートカットに対するロングラップペナルティーが科された。

折り返し11周目もトップのキレスは独走を続ける。ロングラップ後ペースを落としていたムニョスは、ピットイン、リタイア。2番手争いの中にいたカルペは転倒を喫して、リタイア。山中は11番手、三谷は19番手まで順位を上げた。

その後もキレスは安定した走行を続け、後方ではエイドリアン・クルーセス(KTM)、ルシェ・モードレー(KTM)、ジョエル・ケルソ(ホンダ)、ハキーム・ダニシュ(KTM)らが転倒する厳しい戦いとなった。トップ走行を続けたキレスは、2位アルマンサに約3秒の差をつけてチェッカーフラッグを受け、今季10勝目を挙げた。

2位アルマンサ、3位ウリアテ。4位は終盤18周目にレース中の最速ラップ1分37秒189を記録したマッテオ・ベルテッレ(KTM)。6位プラタマ、7位ピニ、8位フェルナンデスでチェッカーを受けたが、プラタマ、フェルナンデスと6番手を争っていた間にピニが終盤、9コーナーのショートカットでロングラップペナルティーを科され、消化できずにチェッカーとなった。そのため、3秒加算ペナルティーとなりフェルナンデスと順位が入れ替わった。

9位ジョエル・エステバン(KTM)、10位スコット・オグデン(KTM)。ホンダ勢がトップ10に3名入った。山中は11位完走、4ポイント獲得。三谷は16位完走、15位のヘスス・リオス(ホンダ)とは0秒330差でポイントを逃した。

優勝したキレスは今季10勝目、イギリスGPは転倒、鎖骨骨折により欠場したものの、17戦中表彰台を15回獲得する圧倒的な強さで2026年度Moto3チャンピオンを獲得した。

次戦は、第18戦オーストラリアGP。2週間後の10月23日(金)から走行が始まる。来年のオーストラリアGPはアデレードの市街コース開催が発表されており、フィリップ島でのMotoGPは暫く見納めとなる予定。チャンピオン決定後も、見逃せない大会となる。

2026年Moto3クラスチャンピオンを獲得し、来期はMoto2へステップアップするマキシモ・キレス(KTM)

 

チャンピオンTシャツを着てタイトルを祝うCFMOTO・ガヴィオタ・アスパー・チーム

 

MotoGP第17戦インドネシアMoto3決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マキシモ・キレス KTM
2 ダビド・アルマンサ KTM 2秒994
3 ブライアン・ウリアテ KTM 5秒156
4 マッテオ・ベルテッレ KTM 5秒250
5 リコ・サルメラ KTM 10秒967
6 ヴェダ・プラタマ ホンダ 12秒017
7 エイドリアン・フェルナンデス ホンダ 12秒890
8 グイド・ピニ ホンダ 15秒317
9 ジョエル・エステバン KTM 17秒608
10 スコット・オグデン KTM 17秒659
11 山中琉聖 KTM 22秒978
12 エイドリアン・クルーセス KTM 25秒772
13 バレンティン・ペローネ KTM 25秒933
14 ハキーム・ダニシュ KTM 26秒059
15 ヘスス・リオス ホンダ 26秒067
16 三谷然 ホンダ 26秒206
17 キアティサック・シンガポン ホンダ 26秒536
18 マルコ・モレッリ KTM 26秒776
19 エディー・オシェイ ホンダ 27秒989
20 ルシェ・モードレー KTM 1分00秒520
RT ジョエル・ケルソ ホンダ
RT アルバロ・カルペ KTM
RT ダビド・ムニョス KTM
RT ケイシー・オゴーマン ホンダ
RT 荻原羚大 KTM
RT レオラメルストルファー ホンダ