MotoGP第20戦カタールGPのスプリントが、土曜日、ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。赤旗再スタートとなったスプリントは、マルク・マルケス(ドゥカティ)が勝利した。2位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、3位には11番グリッドスタートのホルヘ・マルティン(アプリリア)が入った。小椋藍(アプリリア)は7位で3ポイント獲得。

日本時間日曜午前1時(現地土曜午後7時)から11周で開催される予定だったスプリントは、P.P.のマルコ・ベゼッキ(アプリリア)がホールショットを獲得して始まった。しかし、2周目の16コーナーでフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)がフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)に接触。バニャーヤが激しく転倒し、赤旗中断。その後、バニャーヤは右足の骨折が判明し、残りのカタールGPを欠場することが決まった。

2周目で赤旗中断だったため、オリジナルのグリッドで、10周に短縮されて再スタートとなった。日本時間日曜午前1時15分(現地土曜午後7時15分)から始まったスプリントは、気温30度、路面温度33度、湿度61%、晴れた夜のドライコンディション。アルデゲールには16コーナーでの接触によりダブルロングラップペナルティーが科された。タイヤ選択は、マルク・マルケス、イケル・レクオナ(ドゥカティ)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)、ジェイク・ディクソン(ホンダ)は前ミディアム、後ソフトを選択。再スタートではマルティンも同じ選択をした。それ以外のライダーは全員が前後ミディアムで、ジャンアントニオは再スタート時に前後ミディアムへ変更した。

再スタートでは、2番グリッドスタートのマルク・マルケスがホールショットを奪い、2番手ベゼッキ。3番手以降がジャンアントニオ、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、マルティン、ペドロ・アコスタ(KTM)、アルデゲール、小椋、エネア・バスティアニーニ(KTM)のトップ10順でファーストラップを終えた。4周目に入り、1コーナーでブレーキングが遅れ僅かにワイドになったマルク・マルケスのイン側へ攻めたベゼッキが入り、ラインを閉じたマルク・マルケスの後輪とベゼッキの前輪が接触。ベゼッキは転倒、リタイアに終わった。このアクシデントにペナルティーなしの裁定が出ると、アプリリアのCEOマッシモ・リヴォラはピット内で不満な表情を見せていた。

11番グリッドスタートのマルティンは、2周目に4番手、4周目には2番手まで順位を上げ、それ以降9周目までは2番手につけ、マルク・マルケスを懸命に追っていた。小椋は2周目に10番手へ一時順位を下げたが、4周目には8番手に挽回。

トップのマルク・マルケスは7周目に1分52秒218のレース最速ラップを記録し、後続を引き離してチェッカーフラッグを受けた。2番手を走っていたマルティンは、ラスト2周、ジャンアントニオとバトルになり、最後はジャンアントニオが2位、マルティンは3位でチェッカーを受けた。4位フェルナンデス、5位ザルコ、6位アコスタ。

小椋は9周目にバスティアニーニをかわして7位。トップと4秒858差、6位のアコスタとは0秒194差だった。8位バスティアニーニ、9位レクオナ。以上の9名がポイントを獲得した。

この結果を受けて、ポイントリーダーは411点のマルク・マルケス。2番手マルティンは362点、明日、マルク・マルケスが優勝して、マルティンがノーポイントの場合はチャンピオンが確定する。3番手ベゼッキ332、4番手アコスタ299、小椋は281点で5番手につけている。

明日は、日本時間月曜午前1時(現地日曜午後7時)からは22周の決勝が始まる。

前からファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、火花を散らすラウル・フェルナンデス(アプリリア)、小椋藍(アプリリア)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)
表彰台のホルヘ・マルティン(アプリリア/左)と今季スプリント10勝目のマルク・マルケス(ドゥカティ/右)

 

MotoGP第20戦カタールMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルク・マルケス ドゥカティ
2 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 0秒862
3 ホルヘ・マルティン アプリリア 1秒519
4 ラウル・フェルナンデス アプリリア 2秒700
5 ヨハン・ザルコ ホンダ 3秒720
6 ペドロ・アコスタ KTM 4秒664
7 小椋藍 アプリリア 4秒858
8 エネア・バスティアニーニ KTM 5秒582
9 イケル・レクオナ ドゥカティ 8秒082
10 ディオゴ・モレイラ ホンダ 9秒220
11 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 9秒429
12 ブラッド・ビンダー KTM 9秒483
13 ルカ・マリーニ ホンダ 12秒727
14 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 12秒874
15 マーベリック・ビニャーレス KTM 13秒483
16 ジェイク・ディクソン ホンダ 19秒373
RT マルコ・ベゼッキ アプリリア –
NS フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ –