MotoGP第10戦イタリア Moto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、オランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。日本時間午後4時25分(現地時間午前9時45分)から30分間で開催されたフリー走行2は、気温21度、路面温度28度、湿度79%、部分的に雲があるドライコンディション。風も強かった。この走行では、ホルヘ・ナバロ(フォワード)、フィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)、バリー・バルタス(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)が転倒。
トップタイムを記録したのはMoto2ルーキーのイバン・オルトラ(ボスコスクーロ)で1分35秒565だった。2番手カネト1分35秒570、3番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分35秒598。佐々木歩夢(カレックス)は19番手で1分36秒338、國井勇輝(カレックス)は25番手で1分37秒209。
日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から15分間で争われた予選Q1は、気温23度、路面温度31度、湿度74%、雲が増えたドライコンディション。Q1トップは、Moto2ルーキーのダニエル・オルガド(カレックス)で1分35秒247、2番手バルタス1分35秒317。地元オランダ出身、3番手ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)は1分35秒454、グールベルクはこの記録を出した後、後半5コーナーで転倒した。4番手デニス・オンジュ(カレックス)1分35秒680。以上4名がQ2進出を果たした。
佐々木は1分35秒726で5番手、僅か0.046秒差でQ2進出を逃した。國井は1分36秒480で11番手。総合では佐々木19番手、國井25番手で、明日の決勝は7列目と9列目スタートとなった。
日本時間午後9時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で開催された予選Q2は、気温22度、路面温度32度、湿度75%、曇りのドライコンディション。引き続き強い風が吹いていた。序盤、サラッチのマシンがアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)の手に当たる事故でサラッチが激しく転倒。ロペスも手を負傷、二人はメディカルセンターでチェックを受けることになり、その後は走行できなかった。カネトもこの事故の影響を受けたが、転倒やケガには至らず、引き続き走行できた。
終盤のタイムアタックでは、最初にカネトが5周目1分35秒004でトップへ立つ。その後、ゴンザレスが7周目1分34秒985でトップを奪うが、すかさずオルトラが7周目1分34秒849を記録。昨日サラッチが記録したコースレコードを更新。更にディオゴ・モレイラ(カレックス)が7周目1分34秒777までタイムを縮め、歴代コース記録を樹立、3戦連続のポールポジションを獲得した。
明日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から22周で行なわれる決勝。佐々木の今シーズン初、國井のMoto2初ポイント獲得を期待したい。

MotoGP第10戦オランダMoto2予選 |
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順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
1 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 1分34秒777 | Q2 |
2 | イバン・オルトラ | ボスコスクーロ | 1分34秒849 | Q2 |
3 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 1分34秒985 | Q2 |
4 | アロン・カネト | カレックス | 1分35秒000 | Q2 |
5 | アルベルト・アレナス | カレックス | 1分35秒053 | Q2 |
6 | バリー・バルタス | カレックス | 1分35秒145 | Q2 |
7 | セナ・アギウス | カレックス | 1分35秒183 | Q2 |
8 | ジョー・ロバーツ | カレックス | 1分35秒255 | Q2 |
9 | ダニエル・オルガド | カレックス | 1分35秒277 | Q2 |
10 | デニス・オンジュ | カレックス | 1分35秒367 | Q2 |
19 | 佐々木歩夢 | カレックス | 1分35秒726 | Q1 |
25 | 國井勇輝 | カレックス | 1分36秒480 | Q1 |