MotoGP第3戦アメリカMoto3クラス3日目、決勝が日曜日、アメリカ、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催された。日本時間深夜2時(現地時間午後12時)から14周で開催された決勝は、気温24度、路面温度40度、湿度57%、青空の広がるドライコンディション。風速10km/hを超える強い風もあった。

スタートはP.P.からアルバロ・カルペ(KTM)がホールショット、激しい混戦のままトップで2周目を迎えた。続いてバレンティン・ペローネ(KTM)、マキシモ・キレス(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ケイシー・オゴーマン(ホンダ)、ジョエル・エステバン(KTM)、グイド・ピニ(KTM)、ヴェタ・プラタマ(ホンダ)、リコ・サルメラ(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)のトップ10。三谷然(ホンダ)は14番手、山中琉聖(KTM)は18番手に居た。

2周目に入ると、トップがペローネに入れ替わり、カルペ、キレス、フェルナンデスのトップ4が激しい混戦を繰り広げた。4周目、キレスがトップに立ち、後続を離そうとするが、風も強く、混戦のまま。5周目には5番手争いの集団の中で、プラタマがハイサイド転倒、リタイア。避け切れずエステバンも転倒し、エステバンは再スタートしたものの10周目にピットイン、リタイア。

折り返す7周目が終わる頃には、先頭集団はトップがキレス、その後ろにピニとペローネが着けて激しいトップ争いは続いた。7周目には後方に居たレオ・ラメルストルファー(ホンダ)が転倒。9周目には、ジョエル・ケルソ(ホンダ)が転倒、リタイア。12周目には6番手争いの集団に居たケイシー・オゴーマン(ホンダ)が転倒、リタイア。

トップは、12周目ピニが先頭に立ち、キレス、ペローネ、カルペが続いた。残り2周となり、先頭がペローネに代わるものの、トップ4は終始混戦のまま。ペローネがトップで迎えた最終ラップ、最終コーナーまでペローネとカルペのトップ争いバトルは続いたが、カルペがペローネをかわそうとしたときにミスをし、二人はカルペが3番手、ペローネ4番手に順位を落とす。その間に前に出た、ピニがトップでチェッカー。ピニはMoto3クラス初優勝。イタリア人ライダーのMoto3クラス優勝は2022年タイGPのデニス・フォッジャ以来。

ピニに続いたキレスが2位。3位表彰台に入ったカルペは、パルクフェルメのインタビューで、自分がここに居てよいか分からない、ペローネに謝らなければいけない、でもいいレースはできたという話をしていた。12番グリッドからスタートした三谷は、最終ラップにマシントラブルでピットイン、リタイアするまでは、6番手以降の集団に加わり、11番手まで一時上がった。山中は、19番グリッドをスタート、17番手まで順位を上げたときもあったが、最後は18位完走。

レース後、最終コーナーでの走行が危険だったとされ、6位でチェッカーを受けたエイドリアン・クルーセス(KTM)は2ポジションダウンで8位となった。

ここまでポイントでは、総合65ポイントでキレスがトップ、2番手42ポイントのカルペ、3番手38ポイントでペローネとなっている。山中はブラジルGPで獲得した2ポイントで20番手。政情不安の影響で第4戦の予定だったカタールGPが11月6日からで第20戦に延期となったため、次戦、第4戦スペインGPは約1カ月後、4月24日の金曜日から始まる。

0.445秒差の中に4人が居る僅差だった

 

MotoGP第3戦アメリカMoto3決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 グイド・ピニ ホンダ
2 マキシモ・キレス KTM 0秒056
3 アルバロ・カルペ KTM 0秒254
4 バレンティン・ペローネ KTM 0秒445
5 エイドリアン・フェルナンデス ホンダ 9秒192
6 リコ・サルメラ KTM 15秒075
7 ブライアン・ウリアテ KTM 15秒105
8 エイドリアン・クルーセス KTM 14秒914
9 マッテオ・ベルテッレ KTM 15秒240
10 スコット・オグデン KTM 15秒570
18 山中琉聖 KTM 28秒332
RT 三谷然 ホンダ