MotoGP第11戦ドイツ Moto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温15度、路面温度17度、湿度90%、曇りのウエットコンディション。部分的に乾きだす場所もあり、難しい状況で、コリン・ベイヤー(カレックス)とそれまでトップタイムを記録していたジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がそれぞれ11コーナーでハイサイド転倒した。

この走行では、トップはトニー・アルボリーノ(ボスコスクーロ)で1分31秒613。2番手ダニエル・オルガド(カレックス)1分32秒570、3番手デニス・オンジュ(カレックス)1分32秒653。佐々木歩夢(カレックス)は1分34秒599で22番手、國井勇輝(カレックス)は1分34秒627で23番手、代役参戦の羽田大河(カレックス)は1分35秒207で27番手だった。

Moto3での赤旗中断の影響で、予定の10分遅れ、日本時間午後8時55分(現地時間午後1時55分)から15分で争われた予選Q1は、気温14度、路面温度17度、湿度93%、雨がぱらつくウエットコンディション。風も強く、水しぶきの量が増えていく様子だった。それでもトップのバリー・バルタス(カレックス)は9周目に1分33秒931を記録、1分33秒台まで唯一タイムを縮めた。2番手はジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が最終9周目1分34秒088を記録、バルタスに0.157まで迫った。

3番手はイザン・ゲバラ(ボスコスクーロ)、最終10周目1分34秒499を記録。アルベルト・アレナス(カレックス)も最終10周目1分34秒507まで記録を伸ばし、4番手に入った。以上4名はQ2進出。國井は最終10周目に1分34秒883を記録、4番手に入ったが、その後アレナスと0.376秒差で入れ替わり、昨日に続き、惜しくもQ2進出を逃した。羽田は最終9周目の1分36秒519で12番手。

日本時間午後9時20分(現地時間午後2時20分)から15分間で開催された予選Q2は、気温14度、路面温度18度、湿度92%、雨が続くウエットコンディション。序盤から上位はQ1から進出のアルボリーノ、バルタス、ディクソン、アレナスらが占めた。終盤に入り、現在ポイントランク2番手のアロン・カネト(カレックス)が7コーナーで転倒。更に、7周目1分33秒588を記録、チームの地元で初のポールポジションが期待されたセナ・アギウス(カレックス)も転倒。

結果、9周目1分33秒487を記録したディクソンがポールポジションを獲得。2番手は最終10周目に1分33秒557を出したバルタス。3番手10周目に1分33秒562を記録したアルボリーノ。フロントロウは3名全員がQ1スタートだった。佐々木は最終10周目1分36秒273までタイムを縮めて13番手。

明日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から25周で開催される決勝グリッドは、ディクソン、バルタス、アルボリーノの1列目。2列目には、アギウス、アレナス、オンジュ、3列目にはマルコス・ラミレス(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、イバン・オルトラ(ボスコスクーロ)。トップ9台中、4台がボスコスクーロだった。佐々木は13番グリッド5列目、國井は19番グリッド7列目、羽田は26番グリッド9列目スタート。

今季アメリカGP以来のポールポジションを獲得したジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)
MotoGP第11戦ドイツMoto2予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分33秒487 Q2
2 バリー・バルタス カレックス 1分33秒557 Q2
3 トニー・アルボリーノ ボスコスクーロ 1分33秒562 Q2
4 セナ・アギウス カレックス 1分33秒588 Q2
5 アルベルト・アレナス カレックス 1分34秒830 Q2
6 デニス・オンジュ カレックス 1分34秒992 Q2
7 マルコス・ラミレス カレックス 1分35秒165 Q2
8 アロンソ・ロペス ボスコスクーロ 1分35秒279 Q2
9 イバン・オルトラ ボスコスクーロ 1分35秒305 Q2
10 ジョー・ロバーツ カレックス 1分35秒473 Q2
13 佐々木歩夢 カレックス 1分36秒273 Q2
15 國井勇輝 カレックス 1分34秒883 Q1
22 羽田大河 カレックス 1分36秒519 Q1