記念すべきSBK通算1000レース目をトプラク・ラズガットリオグルが制す【第8戦ハンガリー 3日目SBKスーパーポールレース】

SBK（スーパーバイク世界選手権）第8戦ハンガリーラウンドは、ハンガリーのバラトン・パークサーキットでSBKのスーパーポールレースが開催された。

日曜日は朝のウォームアップからウエットとなり、スーパーポールレースも気温21度、路面温度27度の雨は降ってはいないものの、ミックスコンディションの路面の下、10周で争われた。

ポールポジションのトプラク・ラズガットリオグル（BMW）のリードで始まったレースだが、3周目にダニロ・ペトルッチ（ドゥカティ）がトップに浮上。直後にサム・ロウズ（ドゥカティ）がトップを奪い、ラズガットリオグルは一時4番手まで後退する。

サム・ロウズは6周目までトップをキープしていたが、5周目に2番手に浮上したラズガットリオグルがサム・ロウズの背後につくと、7周目の1コーナー進入でトップを奪還。

トップに戻ったラズガットリオグルはその後、8周目に約1秒、9周目に約2秒と周回ごとに2番手との差を広げ、最終的に2秒810差をつけてレース1に続いて優勝した。スーパーポールレースは1988年にスタートしたSBKにとって通算1000レース目となる記念レースで、ラズガットリオグルは800レース目、900レース目に続いて、1000レース目の記念レースを制した。800レース目はカワサキ、900レース目はヤマハ、1000レース目はBMWと異なる3メーカーのマシンで優勝している。

2位にサム・ロウズ（ドゥカティ）、3位にアルバロ・バウティスタ（ドゥカティ）が入賞。

4位にアンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）、5位にチャビ・ビエルへ（ホンダ）、6位にアクセル・バッサーニ（ビモータ・カワサキ）、7位にライアン・ビッカーズ（ドゥカティ）、8位にタラン・マッケンジー（ドゥカティ）、9位にジョナサン・レイ（ヤマハ）、10位にダニロ・ペトルッチ（ドゥカティ）の順で続いた。

ドミニク・エガター（ヤマハ）が11位、アレックス・ロウズ（ビモータ・カワサキ）が12位でゴール。ニッコロ・ブレガ（ドゥカティ）は前後インターミディエイトタイヤのチョイスが裏目に出て、13位でチェッカーを受け、レース2は10番グリッドスタートとなった。
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バハティン・ソフォグル（ヤマハ）が14位、マイケル・ファン・デル・マーク（BMW）が15位、ミシェル･ルーベン･リナルディ（ヤマハ）が16位、ザクワン・ザイディ（ホンダ）が17位でチェッカーを受け、ティト・ラバット（ホンダ）はピットに戻ってリタイア、ヤリ・モンテッラ（ドゥカティ）は3周目の14コーナーで転倒しリタイア。

土曜日のレース1のスタート直後に多重クラッシュに巻き込まれたイケル・レクオナ（ホンダ）とレミー・ガードナー（ヤマハ）、ギャレット・ガーロフ（カワサキ）、アンドレア・イアンノーネ（ドゥカティ）の4人はスーパーポールレースを欠場した。

SBK第8戦ハンガリー SBK スーパーポールレース リザルト（10周）