全日本ロードレース選手権第5戦もてぎST600クラス予選は小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)が制した。
雨に見舞われた予選日。雨脚は強弱を繰り返していたが、ST600予選開始時はさらに雨量が増え、豪快な水しぶきを上げながらのタイムアタックとなった。
2分5秒台での攻防が開始されたのはセッション開始から10分ほどが経ったころ。
セッション中盤には長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)が2分4秒827と真っ先に2分4秒台に突入。中谷健心(Astemo Pro Honda SIRacing)が2分4秒656で逆転。中谷はさらに2分4秒447と自身のタイムを更新。長尾は2分4秒184をたたき出して再びトップに浮上。中谷は2分4秒080で再び逆転。
セッション終盤。中谷が2分3秒台に突入。上江洲葵要(AKENO SPEED)が2分3秒台のタイムをたたき出して2番手浮上。小山が2分3秒863で一気にトップ浮上。上江洲が2分3秒524で首位奪取。濵田寛太(Astemo Pro Honda SI Racing)が2分3秒562で2番手浮上。リーダーボードがせわしなくるくると入れ替わる。
最終決戦は最終アタックだった。小山が2分3秒218でトップに再浮上。中谷は2分3秒279と僅差でポールポジションを逃した。さらに最後のタイムアタックで岡部怜(NitroRyotaRacing 11)が2分3秒356をマークして3番手フロントロウを奪取。長尾は2分3秒379と僅差でフロントロウを逃した。

ポールポジション/小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)

「僕は8耐には出なかったので、3カ月間長い休みがありました。休みの間は、オートポリスで見つかった腕が持たないという対策としてトレーニングもやりましたし、レースの最後にフロントブレーキがうまくコントロールできないというところで、リアブレーキを多用するような走り方の練習をグロムでやってきました」

「雨もドライも何もセッティングはしていなくて、走って慣れようっていう感じです。去年の岡山大会も雨でポールを取りましたが、特別に雨が得意っていう訳ではありません。でもいいフィーリングがあるので、ミスせず淡々と、ラストラップのアタック合戦までどこでタイムを稼ぐかを学習しながら走っていました」

「決勝も、フィジカル的には厳しいと思うんですけど、けっこう頑張ってトレーニングもしてきたし、乗り方も練習してきました。ただ、今日これだけ雨が降ってしまうと、路面コンディションは振り出しに戻ってしまうと思うので、だれがどう来るっていう展開は読めないですし、スタートして、いつもの戦法で頑張ります。明日は、今年初めてSP忠男の社長が来るとのことで『よろしく頼むよ』って言われてしまったので、ちょっとプレッシャーですけど頑張りたいと思います」