SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦(最終戦)スペインラウンドは、スペインのヘレスサーキットで2日目のレース1が開催された。
SBKレース1
SBKのレース1は気温26度、路面温度38度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションからスタートしたニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がスタートからトップに立ち、レースをリード。2番手にサム・ロウズ(ドゥカティ)、3番手にイケル・レクオナ(ドゥカティ)が続くが、2周目にファステストラップを記録したブレガが、3周目にはサム・ロウズに約1秒のリードを取ると、中盤の10周目にはその差を約2秒に広げる。その後、サム・ロウズがその差をわずかに縮めるが、13周目以降にブレガがリードを広げて行き、最終ラップにはペースを落としたため差が縮まったが、1秒657差をつけて今シーズン30勝目を記録した。
サム・ロウズは序盤は3番手のレクオナと接戦を展開していたが、レクオナが前に出ることはなく、終盤にはその差を広げて2位に入賞。レクオナも3番手をキープし、サム・ロウズと2秒475差の3位に入賞した。
4位には追い上げたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。9番グリッドからスタートしたバウティスタは、5周目に7番手、10周目に6番手、12周目に5番手とポジションを挽回。終盤はチームメイトのヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)との5番手争いとなり、18周目の5コーナーでモンテッラを交わして5番手に浮上すると差を広げ、モンテッラに1秒287差をつけて5位に入賞。
5位にヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)が続き、最終ラップの6番手争いの接戦をアルベルト・スーラ(ドゥカティ)が抑えて6位入賞。0秒118差の7位にロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ)が続き、ドゥカティ勢がトップ7を占めた。
8位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)、9位にトーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)、10位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が入賞。
ジェイク・ディクソン(ホンダ)が11位、ロリス・バズ(ドゥカティ)が12位アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が13位ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が14位レミー・ガードナー(ヤマハ)が15位に入賞。
ソムキャット・チャントラ(ホンダ)は16位、ダニロ・ペトルッチ(BMW)は17位、ステファノ・マンジ(ヤマハ)は18位、トワン・スミッツ(ヤマハ)は19位、マッティア・ラト(ヤマハ)は20位でチェッカーを受けた。
ミゲール・オリベイラ(BMW)は8周を回ってピットに戻ってリタイア。チャビ・ビエルへ(ヤマハ)は8周目のホームストレートでマシントラブルに見舞われ、1コーナーアウト側にマシンを止めてリタイアとなった。
SSPレース1
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース1は気温27度、路面温度39度のドライコンディションの下、17周で争われた。
ポールポジションからスタートしたアルベルト・アレナス(ヤマハ)と3番グリッドスタートのジャン・オンジュ(ヤマハ)がトップ争いを展開。2周目のバックストレートエンドでオンジュがトップに立つが、3周目の1コーナーではアレナスがトップを奪還。序盤からこの二人が、3番手以下にリードを取る。
オンジュは中盤すぎまでアレナスに僅差でついていったものの、その後、アレナスがオンジュとのリードを広げて、終盤には単独トップとなり、そのままトップでチェッカーを受け、シーズン4勝目を記録。
2番手争いは12周目に3番手に上がったジェレミー・アルコバ(カワサキ)がオンジュに追いつき、15周目の最終コーナーでにアルコバが2番手に浮上。アルコバは終盤ペースを落としたトップのアレナスにも接近したが、0秒533差の2位入賞となった。
オンジュはアルコバに交わされた後に遅れ、トム・ブース-アモス(トライアンフ)に背後に迫られたが、逃げ切って3位表彰台を獲得。0秒034差の4位にブース-アモスが入賞した。
岡本裕生(ヤマハ)は20番グリッドからスタートし、1周目に14番手まで浮上したが、2周目の12コーナーで転倒リタイア。
SPBレース1
SPB(スポーツバイク世界選手権)のレース1は気温27度、路面温度38度のドライコンディションの下、11周で争われた。
2周目にトップに立ったポイントリーダーのダビド・サルバドール(カワサキ)がチャンピオン争いのライバルでもあるランキング2番手のチャビ・アルティガス(カワサキ)らと接戦のトップ争いを展開。6周目にアルティガスがトップに立ち、サルバドールはトップ集団の中の後方に後退。そこから再びポジションを挽回しようとした9周目の最終コーナーで他のライダーと接触し転倒してしまう。
アルティガスが逃げ切って優勝し、今シーズン3勝目を記録。0秒096差の2位にフェレ・フリーラッカーズ(スズキ)が続き、3位にアルバロ・フエルテス(カワサキ)が入賞。
サルバドールは再スタートしたものの、接触によるロングラップペナルティを科され、ノーポイントとなる最下位の22位でゴール。これでチャンピオン争いは、アルティガスが237ポイントでトップに浮上、サルバドールは13ポイント差のランキング2番手に後退し、日曜日の最終レースでのチャンピオン争い決着となる。
FIM WCRレース1
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のレース1は気温25度、路面温度32度のドライコンディションの下、11周で争われた。
ポールポジションからスタートしたパオラ・ラモス(ヤマハ)が好スタートでレースをリード、ビアトリス・ネイラ(ヤマハ)が2番手で続き、2周目には二人が3番手以下に約1秒のリードを取り、周回ごろにその差を広げながら接戦のトップ争いを展開する。しかし、ラモスはスタート時にジャンプスタートのペナルティを取られ、ダブルロングペナルティを科されてしまう。
5周目までラモスがリードするが、ダブルロングペナルティにより2番手に後退。代わってトップに立ったネイラと最大約3秒半の差がついてしまう。ところが、ラモスは終盤にトップのネイラを猛追。9周目には新レコードとなるファステストラップを記録してネイラの背後に迫ると、最終ラップに逆転し、今シーズン3勝目を記録した。ネイラは0秒167差の2位に入賞。
3番手争いは5人のライダーが接戦のバトルを繰り広げ、ロベルタ・ポンジアーニ(ヤマハ)が入賞。マリア・エレーラ(ヤマハ)は3番手争いに加わり、5位に入賞し、ランキング2番手のネイラとのポイント差を35とし、2年連続でFIM WCRチャンピオンを獲得した。
SBK第12戦スペイン SBK決勝レース1 リザルト(20周)
| 1 | ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) | 33分09秒762 |
| 2 | サム・ロウズ(ドゥカティ) | 1秒657 |
| 3 | イケル・レクオナ(ドゥカティ) | 2秒853 |
| 4 | アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) | 5秒328 |
| 5 | ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) | 6秒615 |
| 6 | アルベルト・スーラ(ドゥカティ) | 12秒074 |
| 7 | ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ) | 12秒192 |
| 8 | アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) | 13秒559 |
| 9 | トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ) | 19秒463 |
| 10 | アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) | 21秒863 |
| 11 | ジェイク・ディクソン(ホンダ) | 23秒970 |
| 12 | ロリス・バズ(ドゥカティ) | 24秒120 |
| 13 | アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) | 29秒126 |
| 14 | ギャレット・ガーロフ(カワサキ) | 29秒135 |
| 15 | レミー・ガードナー(ヤマハ) | 30秒432 |
| 16 | ソムキャット・チャントラ(ホンダ) | 30秒920 |
| 17 | ダニロ・ペトルッチ(BMW) | 31秒457 |
| 18 | ステファノ・マンジ(ヤマハ) | 39秒344 |
| 19 | トワン・スミッツ(ヤマハ) | 46秒578 |
| 20 | マッティア・ラト(ヤマハ) | 46秒612 |
| RET | ミゲール・オリベイラ(BMW) | 12周遅れ |
| RET | チャビ・ビエルへ(ヤマハ) | 13周遅れ |