SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦(最終戦)スペインラウンドは、スペインのヘレスサーキットでレース2が開催された。

SBKレース2
SBKのレース2は気温24度、路面温度30度のドライコンディションの下、20周で争われたが、残り5周となったあたりから雨が落ち始め、最初はコース前半の1、2コーナー付近のみだったが、その後、セクター4を除く全セクターで雨が落ち始めた。全車がチェッカーを受けた後、表彰式が行なわれる段階で雨は強くなった。

ポールポジションからスタートしたニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がレースをリード。イケル・レクオナ(ドゥカティ)が2番手で続き、6番グリッドから好スタートを決めたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が3番手にジャンプアップ。

ブレガとレクオナは序盤から3番手以下を引き離してトップ争いを展開。2周目にファステストラップを記録したブレガは、3周目にはレクオナに約1秒の差をつけると、周回ごとにそのリードを広げてトップを独走。レース中盤にはその差を約2秒とし、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン10回目のハットトリックを達成。来シーズンからMotoGPに転向することが決まっているチャンピオンのブレガが、シーズンを締めくくった。

レクオナは雨が落ちて来た終盤にブレガとの差を縮めたが、最終ラップには2位キープとし、4秒696差の2位に入賞した。なお、ブレガとレクオナは最終レーススペシャルグラフィックにカラーリングされたマシンでレース2に臨んだ。

スタートで3番手に上がったバウティスタは、後続にリードを取って単独3番手で周回を重ねていたが、終盤に雨が落ちてくると、4番手のサム・ロウズ(ドゥカティ)が急速にバウティスタとの差を縮め、最終ラップの5コーナーでサム・ロウズがバウティスタを交わして3番手に浮上。そのまま3位でチェッカーを受けた。

バウティスタは表彰台まで1秒579差の4位でゴール。5位にヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)、が続き、5位と0秒928差の6位にロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ)が入賞。7位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が続き、8位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が続いた。ビモータ・カワサキの2台のマシンも最終レーススペシャルグラフィックカラーで臨んだ。

8位と1秒185差の9位にアルベルト・スーラ(ドゥカティ)、10位にミゲール・オリベイラ(BMW)が入賞した。

トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)が11位、チャビ・ビエルへ(ヤマハ)が12位、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が13位、ソムキャット・チャントラ(ホンダ)が14位、ジェイク・ディクソン(ホンダ)が15位に入賞。

アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)は16位、ステファノ・マンジ(ヤマハ)は17位、ロリス・バズ(ドゥカティ)は18位、レミー・ガードナー(ヤマハ)は19位、ダニロ・ペトルッチ(BMW)は20位、トワン・スミッツ(ヤマハ)は21位、マッティア・ラト(ヤマハ)は22位でチェッカーを受け、今シーズン最終レースを全員が完走した。

2004年シーズンからピレリがオフィシャルタイヤサプライヤーとなっていたSBKだが、ピレリのワンメイクは今シーズンが最後となる。2004年に実施された世界選手権であるSBKのタイヤワンメイク化については、当時、タイヤメーカーも含めて賛否両論あったものの、ピレリは23シーズンにわたってSBKマシンを支え、その後のMotoGPを含んだ各選手権のタイヤワンメイク化に影響を及ぼした。なお、2027年からSBKはミシュランタイヤがオフィシャルタイヤサプライヤーをとなる。

SSPレース2
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温24度、路面温度32度のドライコンディションの下、17周の予定でスタートを切ったが、トップグループが12周目を走行中に9コーナーで転倒車が出て赤旗が掲示され、レース成立となった。

スタートからトップ集団で周回を重ねたジェレミー・アルコバ(カワサキ)が優勝。2位にドミニク・エガター(カワサキ)が続き、Kawasaki WorldSSP Teamがワンツーフィニッシュ。3位にマッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)が入賞した。

チャンピオンのアルベルト・アレナス(ヤマハ)はポールポジションからスタートしてレースをリードしたが、1周目のバックストレートエンドのブレーキングで挙動を乱したトム・ブース-アモス(トライアンフ)の転倒に巻き込まれ、二人共、今シーズン最後のレースをリタイアに終わった。

レース1で転倒を喫した岡本裕生(ヤマハ)は最終日は出走せず、ランキング26位でシーズンを終えた。

SPBレース2
SPB(スポーツバイク世界選手権)のレース2は気温24度、路面温度30度のドライコンディションの下、11周で争われた。

最終戦のウイークが始まる時点でポイントリーダーだったダビド・サルバドール(カワサキ)がレース1で転倒ノーポイントに終わり、チャビ・アルティガス(カワサキ)がレース2を前にポイントリーダーに浮上、13ポイント差で今シーズンの最終レース、レース2に臨むことになった。

レース2はスタート直後にホワイトフラッグが降られ、雨が落ちてくるパ―トがあったものの、レースはドライで進行。序盤からからサルバドールとアルティガスがトップ争いを展開するが、4周目に二人を交わしてトップに立ったカーター・トンプソン(ヤマハ)が5周目には2番手以下に約1秒3のリードを築き、その後もその差を拡大しながら独走。今シーズン2勝目を記録した。

5周目にトンプソンに続いて、サルバドールとアルティガスを交わして2番手に浮上したアントニオ・トーレス(カワサキ)が単独2番手で周回を重ね、2位に入賞。

3番手争いは8人のライダーによる接戦となり、ホセ・オスナ(カワサキ)が僅差でSPB初表彰台を獲得。サルバドールは4位、アルティガスは8位でチェッカーを受け、8ポイント差でアルティガスが今シーズンから始まったSPB初代チャンピオンに輝いた。

FIM WCRレース2
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のレース2は気温22度、路面温度30度のドライコンディションの下、11周で争われた。

ポールポジションからスタートしたパオラ・ラモス(ヤマハ)がレースをリード、2番手にレース1でチャンピオンを獲得したマリア・エレーラ(ヤマハ)、3番手にビアトリス・ネイラ(ヤマハ)が続く。

2周目にエレーラがトップに立つが、3周目にはラモスがトップを奪還。エレーラは4周目にネイラにも交わされて4番手に後退。トップ争いはラモスとネイラの一騎打ちとなる。

最終ラップまで続いた接戦のトップ争いは、ラモスが0秒130差で制してレース1に続いてシーズン4勝目を記録。ネイラが2位に続き、クロエ・ジョーンズ(ヤマハ)が3位に入賞。

エレーラは最終ラップの最終コーナー進入でジョーンズのインをねらったが、前に出ることができず、4位入賞となった

FIM WCRはヤマハYZF-R7のワンメイクで2024年から始まったが、2027年からはマシンがCFMOTO製に変更となる。

SBK第12戦スペイン SBK レース2 リザルト(20周)

1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 32分56秒372
2 イケル・レクオナ(ドゥカティ) 4秒696
3 サム・ロウズ(ドゥカティ) 13秒349
4 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 14秒928
5 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 17秒192
6 ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ) 18秒120
7 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 22秒596
8 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 25秒957
9 アルベルト・スーラ(ドゥカティ) 27秒142
10 ミゲール・オリベイラ(BMW) 28秒002
11 トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ) 29秒051
12 チャビ・ビエルへ(ヤマハ) 30秒093
13 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 32秒739
14 ソムキャット・チャントラ(ホンダ) 35秒099
15 ジェイク・ディクソン(ホンダ) 36秒006
16 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 37秒624
17 ステファノ・マンジ(ヤマハ) 38秒753
18 ロリス・バズ(ドゥカティ) 40秒667
19 レミー・ガードナー(ヤマハ) 40秒845
20 ダニロ・ペトルッチ(BMW) 47秒825
21 トワン・スミッツ(ヤマハ) 51秒601
22 マッティア・ラト(ヤマハ) 1分17秒039