MotoGP第4戦スペインMoto3クラス3日目、決勝が、スペイン南部にあるヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで開催された。今大会、山中琉聖(KTM)のヘルメットには、日本とアンダルシア地方の400年以上に渡る物語がデザインされている。

日本時間午後6時(現地時間午前11時)から19周で開催された決勝は、気温22度、路面温度27度、湿度49%、雲一つない青空の下のドライコンディション。強い時は風速10km/hの風があった。スタートは、2番グリッドから好スタートでダビド・ムニョス(KTM)がホールショットを奪う。3列目スタートのルカ・ルネッタ(KTM)はエイドリアン・フェルナンデスと接触、1コーナーで転倒、ピットへ戻り再スタート。10周でリタイアとなった。

1周目第3セクターではP.P.からスタートしたマキシモ・キレス(KTM)がトップに立ち、2周目を迎えた。2番手以降は、ジョエル・エステバン(KTM)、ムニョス、アルバロ・カルペ(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、バレンティン・ペローネ(KTM)、ジョエル・ケルソ(ホンダ)、ハキム・ダニシュ(KTM)、ブライアン・ウリアテ(KTM)、ダビド・アルマンサ(KTM)のトップ10で続いた。

3周目以降は、キレス、ムニョス、フェルナンデスの3人によるトップ争い、カルペ、エステバン、ペローネらによる4番手争いの形になった。4周目にはフェルナンデスが1分44秒554のレース最速ラップを記録、キレスを追う。7周目には、フェルナンデスがキレスを捉えてトップへ上がった。8周目には9コーナーで中盤を走行していたグイド・ピニ(ホンダ)が転倒。

折り返してもフェルナンデスがトップ、キレス、ムニョスが僅差で追う状況が続いた。その後方では、11番グリッドスタートのルーキー、マルコ・モレッリ(KTM)が4番手まで浮上してきた。19番グリッドスタートのヘスス・リオス(ホンダ)も最高6番手まで浮上、途中、ペローネらとの接触があった。

残り5周の15周には、フェルナンデスが少しワイドになった隙にキレスがトップへ、続けてムニョスも2番手へ上がった。キレスは徐々に2番手以降に差を広げ出し、ムニョス、フェルナンデスの2番手争いにはモレッリも加わった。キレスはそのままトップ走行を続け、地元スペインでは初めての優勝。2番手争いは最終ラップ、激しくもつれ、最終コーナーからホームストレートまで続いた。結果は、キレスから1秒991差の2位フェルナンデス。3位ムニョスはフェルナンデスと0.018差。トップ3は全員、スペイン出身。3位のムニョスと4位のモレッリの差は0.04だった。5位カルペ、6位ヴェダ・プラタマ(ホンダ)、7位ペローネ、8位アルマンサ、9位リオス、10位エステバン。

リオスは7位でチェッカーを受けていたが、レース中の接触へ2ポジションダウンのペナルティーが科されたため9位。それでもホンダ勢がトップ10に3台入った。モレッリ、プラタマ、リオスはルーキー。山中は17位、三谷然(ホンダ)は21位でそれぞれ完走。

ポイントでは、キレスがトップで90、2番手カルペ53、3番手フェルナンデス49、4番手ペローネ47、5番手モレッリ45、6番手ホンダ・チーム・アジアのプラタマ37。ヨーロッパへ入り、レッドブル・ルーキーズ杯やジュニア杯を戦っていたルーキー達が活躍しやすい状況かもしれない。次戦のルマン、第5戦フランスGPは5月8日の金曜日、日本時間午後4時(現地時間午前9時)ピットレーンオープンのMoto3フリー走行1から公式走行は始まる。

今季2勝目、地元スペインでは初めて勝ったマキシモ・キレス(KTM)

 

MotoGP第4戦スペインMoto3決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マキシモ・キレス KTM
2 エイドリアン・フェルナンデス ホンダ 1秒991
3 ダビド・ムニョス KTM 2秒009
4 マルコ・モレッリ KTM 2秒049
5 アルバロ・カルペ KTM 9秒926
6 ヴェダ・プラタマ ホンダ 10秒027
7 バレンティン・ペローネ KTM 11秒526
8 ダビド・アルマンサ KTM 11秒601
9 ヘスス・リオス ホンダ 11秒482+
10 ジョエル・エステバン KTM 11秒647
17 山中琉聖 KTM 29秒334
21 三谷然 ホンダ 30秒104