MotoGPスポーツエンターテイメントグループとヤマハ発動機は、6月25日に第10戦オランダGPの開催地であるアッセンで2028年以降のMoto3クラスに、ヤマハがエクスクルーシブモーターサイクルサプライヤーとしてバイクを供給することを発表した。このプロジェクトは2028年から2033年までの5年間の長期プロジェクトとなる。

Moto3クラスは、現在、KTMとホンダの2メーカーが供給するマシンによって争われているが、2028年からはヤマハが開発する新型レーシングプロトタイプマシンによるワンメイクとなる。このマシンは実績のあるヤマハのCP2プロダクションプラットフォーム、つまり、市販YZF-R7などに搭載されている水冷直列2気筒688ccエンジンをベースに、グランプリレース向けに大幅な再設計が施される。このエンジンを搭載するYZF-R7は、プロダクションレーサーとして、すでにSBKシリーズ併催のSPB(スポーツバイク世界選手権)やWCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)で実戦投入されている。

マシンのスペック的には、現行のMoto3バイクとの比較でパワーウェイトレシオを向上させると共に、次世代ライダーの体格やライディングスタイルにより適したフルサイズバイクを開発することにあるという。そして、世界グランプリのMoto3クラスにとどまらず、より広範囲なライダー育成システム全体を支援する予定で、2029年以降は、Motoジュニアシリーズ内のMoto3ジュニア世界選手権クラスに、グランプリ仕様から若干スペックを抑えたバージョンのマシンも採用される予定であり、他のチャンピオンシップシリーズとも協議が進められているという。


新時代のMoto3クラスに向けたティーザー動画
https://www.motogp.com/en/videos/2026/06/25/a-new-yamaha-backed-moto3-era-awaits-in-2028/1075051?playlistId=510656