全日本ロードレース選手権第5戦もてぎJSB1000決勝レース1は水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)が制した。
雨に見舞われた土曜日。午後の決勝レースもウエットコンディション。周回数は15周。
好スタートを切ったのは國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)。ホールショットを奪ったのは水野。オープニングラップで水野の背後につけたのは野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が3番手でオープニングラップを終え、國井は4番手に後退。水野、野左根、中須賀の3台の激しいバトルが開始される。
2周目に野左根がトップ浮上。中須賀も野左根に続いて水野をパス。その間に國井、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)がこの3台との差を詰める。
5周目に水野がトップ奪還。追いすがる野左根を突き放す。水野は1分56秒台、野左根は1分57秒台でラップ。水野はあっという間にトップ独走態勢を構築。
レース後半は雨量が増え、水野も1分57秒台に戻すが、野左根は1分58秒台にペースダウン。ギャップは開く一方。水野はそのまま開幕6連勝を飾った。2位は野左根、中須賀が3位表彰台を獲得した。

優勝/水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)
「先頭でスタートを切れて、自分としてはいいペースで走っていたと思うんですけど、すぐに野左根選手と中須賀選手に抜かれました。そこからペースが上げられなかったので、タイヤに熱が入るまでじっくりしっかり後ろで温めました。そこから前に出るタイミングが重要になるなと思ったので、1台1台しっかり抜いていったところが今日のレースで大事なところだったかなと思います。ただ、先頭に出てからもコンディションがどんどん変わり、雨量が増えたので、最終コーナーの最後まで気を抜くことができませんでした。集中力のいる難しいレースでした」
「雨のコンディションは、ドゥカティと自分のパッケージはけっこうどのサーキットでもうまく走れているので、今日は朝起きて雨が降っていて、今日は行きたいなという気持ちがありました。自信のある中でレースに挑めたことが、今日の強さにもつながったと思います」
「今回みんなのペースが練習から速いので、明日はこれまでのような自分だけが抜きん出るような形にはならないと思っています。もっとバトルになると思うので、しっかり朝フリーも準備して、みんなでいいレース、いいバトルができたらいいなと思っています」

2位/野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)
「予選からフロントロウの3台が速く、自分は予選の最後はガス欠でピットインせざるを得なかったので、自分だけがレインでの速いペースを知りませんでした。その状態を知らなかったので、レースではなるべく序盤に前に出て抑えたいと思っていました。序盤トップには出ましたが、水野選手が来るのはもちろん分かっていましたし、その中で一度クロスをかけて抜き返したり、抵抗はしたのですが。雨量が増えたときに水野選手のペースが速く、自分はキープするのが難しかったです。でもこのチームに移籍してからもてぎで初めて表彰台に上れたので、地元としてすごくよかったなと思います。明日は曇りということでドライコンディションになりそうなので、全員のペースが速いですが、しっかりといいレースをしたいと思います」

3位/中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「ここもてぎでは開幕戦でしっかりレースができずに終わってしまったので、今回はしっかりレースをやりきることを一つの目標にして、今週のウイークに入りました。もっとうまく勝負できるかなと思っていたんですが、雨の中でも水野選手が速く、野左根選手も雨でも調子よさそうに走っていたので、非常に難しいレースになるなと思っていました。できたらもう少し(トップと)絡んでバトルしたかったなっていうのがありますが、何とか3位をキープするのが精一杯の状態でした。明日はまたコンディションが変わりそうですし、自分が今できるベストを尽くして、みんなでいいレースができたらいいなと思っています」

※トップ画像は予選時に撮影されたものです。