EWC第4戦(最終戦)ボルドール24時間の決勝レースが9月17日から20日にフランスのポールリカールで開催された。今年のボルドール24時間は天候にも恵まれ、24時間の決勝はドライコンディションで争われた。
予選でポールポジションを獲得したのは、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(BMW:M.ライターバーガー/S.オデンダール/M.ファン・デル・マーク)。2番手にAutoRace Ube Racing Team(BMW:浦本修充/S.ギュントーリ/H.スーマー)が続き、BMWがワンツー。3番手にYoshimura SERT Motul(スズキ:G.ブラック/E.マッソン/D.リンフット)が続いた。
19日現地時間15時にスタートした決勝レースではYoshimura SERT Motulがホールショットを奪うが、ほどなくBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMがトップに浮上。AutoRace Ube Racing Teamが2番手で続く。3番手にF.C.C. TSR Honda France(ホンダ:A.テシェ/C.ペロラーリ/J.マクフィー)、Yoshimura SERT Motulもトップ集団で周回を重ねる。ディフェンディングチャンピオンのYART Yamaha Official EWC Team(ヤマハ:K.ハニカ/M.フリッツ/L.メルカド)はスタートで出遅れたものの、1時間経過時点でトップ争いに追いつく。
3時間半が経過したころ、AutoRace Ube Racing Teamのシルバン・ギュントーリが転倒を喫するが、マシンを修復してコースへと戻る。ところが、その約1時間後、マシンにトラブルが発生し、140周を回ったところで残念ながらリタイアとなった。
BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはその後もトップを快走。折り返し点となる12時間経過時点では2番手に1周以上のリードを取る。Yoshimura SERT MotulとF.C.C. TSR Honda Franceが2番手を争い、深夜から早朝の時間帯にかけて、ピットインのタイミングによって順位の入れ替えを繰り返す。
BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはライバルよりもピット回数が1回少なく、着実に周回を重ねていく。16時間を超えて周回数は500周を突破。2番手のYoshimura SERT Motulに1周差。3番手にF.C.C. TSR Honda Franceが続く。
残り4時間を切った20時間半経過ごろにF.C.C. TSR Honda Franceが転倒、修復のためのピットインを余儀なくされる。これでYART Yamaha Official EWC Teamが3番手に浮上。F.C.C. TSR Honda Franceも素早いピットワークで5番手でコースに復帰する。
トップを行くBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはその後もノントラブルで走り続け、742周を回って優勝し、チャンピオンを獲得した。昨年のボルドール24時間では、トップ走行中の残り30分でトラブルに見舞われ勝利を失ったBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMだったが、同じボルドールという舞台で、見事に雪辱を果たした。
BMWとして初のEWCチャンピオン獲得であり、ヨーロッパのメーカーにとってもFIM耐久世界選手権の史上初のタイトル獲得となった。

1周差の741周を回ったYoshimura SERT Motulが2位に続き、2周差の740周を回って3位にYART Yamaha Official EWC Teamが入賞し、ヤマハがマニファクチャラーズタイトルを獲得。ブリヂストンタイヤ装着チームが表彰台を独占した。F.C.C. TSR Honda Franceが5位に続き、トップ5をブリヂストンが独占。ブリヂストンユーザーのEWCチャンピオン獲得は6年連続となった。
SSTクラスではWojcik Racing Team #77 SST(ホンダ:J.トーレス/M.パベレック/M.モリック/V.ガルソ)が717周を回って総合6位入賞、クラス優勝。
Junior Team le Mans Sud Suzuki(スズキ:渥美心/C.リュドヴィク/M.ミショー/R.ミショー)が701周を回って総合12位入賞、クラス5位に入賞した。
Dafy-Kaedear-RAC41-Honda(ホンダ:/K.マンフレディ/D.ポンセット/石塚健/M.ルノーダン)は274周を回った9時間40分すぎにリタイア。予選でSSTクラストップとなる総合10番手を獲得したTeam Etoile(BMW:大久保光/伊藤元治/鳥羽海渡/豊島怜)は、スタート約30分後第1スティントで他車の転倒に巻き込まれてしまい、マシンを修復した後、コースに戻ったが、その後エンジン不調によりスローダウン、30周を回ったところでピットに戻ってリタイアとなった。
EXP(エキスペリメント)クラスでは総合14位でチェッカーを受けたTEAM METISS(Metiss:G.ポンス/L.リッツァ/C.シェブリエ)がクラス優勝。PRD(プロダクション)クラスでは総合22位でチェッカーを受けたAudemar Motoclub Gemenos(ヤマハ:B.ヴィーニュ/A.デジャン/Q.ベンスリマヌ/T.ゲレロ)がクラス優勝した。