マルク・マルケスがスプリント7勝目、ドゥカティがトップ4を占める。【MotoGP第8戦アラゴンMotoGPスプリント】

MotoGP第8戦アラゴンGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、スペインのモーターランド・アラゴンで行なわれた。現地時間午後3時（日本時間午後10時）から始まったスプリントは、気温29度、路面温度52度、湿度39％のドライコンディションの下、11周で争われた。

2番グリッドのアレックス・マルケス（ドゥカティ）が好スタートでレースをリード。フランコ・モルビデリ（ドゥカティ）が2番手で続く。ポールポジションのマルク・マルケス（ドゥカティ）は出遅れ、1コーナーのブレーキングゾーンで横に並んだペドロ・アコスタ（KTM）と接触もあり、1周目を3番手で終えた。

アレックス・マルケスは2周目には2番手に0秒685差をつけ、4周目にファステストラップを記録したが、2周目に2番手に浮上したマルク・マルケスがアレックス・マルケスを追い、5周目以降、ややペースの上がらないアレックス・マルケスの背後に迫ると、6周目の1コーナーでトップに浮上する。

トップに立ったマルク・マルケスは7周目にはその差を1秒185に広げると、その後も単独トップで周回を重ね、最終的に2秒080までその差を広げて、スプリントでシーズン7勝目をマークした。

アレックス・マルケスは単独2番手をキープして周回を重ね、そのまま2位でゴール。

序盤はモルビデリとアコスタが3番手争いの接戦を繰り広げたが、7番グリッドからスタートし、1周目に5番手まで上がったフェルミン・アルデゲール（ドゥカティ）が3番手争いに追いつくと、4周目にアコスタを交わして4番手に浮上、9周目にはモルビデリを交わして3番手に上り、そのまま3位に入賞した。アルデゲールはリアにミディアムコンパウンドのタイヤをチョイスしていた。

モルビデリとアコスタは最終ラップまで4番手争いの接戦を展開し、抑えきったモルビデリが4位に入賞、0秒151差の5位にアコスタが入賞した。

6位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）、7位にマーベリック・ビニャーレス（KTM）が続き、Q1で転倒し、20番グリッドからスタートしたマルコ・ベゼッキ（アプリリア）は追い上げて8位に入賞。ベゼッキもリアにミディアムをチョイスしていた。9位にブラッド・ビンダー（KTM）が入賞。

10位にラウル・フェルナンデス（アプリリア）が続き、ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）は序盤は6番手を走ったが、終盤に後退し、11位でゴール。フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）は2周目まで8番手を走っていたが、その後、後退し12位でチェッカーを受けた。

ジャック・ミラー（ヤマハ）は2周目の12コーナーで10番手を争っていたジョアン・ミル（ホンダ）を巻き込んでコースオフ。ミルがグラベルで転倒を喫したため、クラッシュを招く危険な走行をしたとの裁定によるロングラップペナルティを科せられ、13位でゴール。アレックス・リンス（ヤマハ）が14位、ミゲール・オリベイラ（ヤマハ）が15位に続いた。

ヨハン・ザルコ（ホンダ）は序盤からペースが上がらず16位でゴール。エネア・バスティアニーニ（KTM）が17位、ロレンツォ・サバドーリ（アプリリア）が18位、ソムキャット・チャントラ（ホンダ）が19位に続き、アウグスト・フェルナンデス（ヤマハ）はマシントラブルによりリタイア。ミルは2周目に転倒後、ピットまで戻ってリタイアに終わった。

MotoGP第8戦アラゴンGP MotoGPクラススプリント結果