トップはペドロ・アコスタ、2番手マルコ・ベゼッキ、3番手フランコ・モルビデリ、小椋藍5番手発進【MotoGP第22戦バレンシアMotoGPプラクティス】

MotoGP第22戦バレンシアMotoGPクラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、スペイン、バレンシア州のサーキット・リカルド・トルモで開催された。Moto2クラスの赤旗中断により、予定よりも遅れて日本時間午後7時10分（現地時間午後11時10分）から45分間行なわれたフリー走行1は、気温19度、路面温度19度、湿度66％、曇ったドライコンディション。

この走行では、1分30秒382を記録したジャック・ミラー（ヤマハ）がトップタイムだった。2番手が小椋藍（アプリリア）で記録は、最終21周目に出した1分30秒705。小椋はセクター1で、トップタイムだった。3番手はワイルドカード参戦のアレイシ・エスパロガロ（ホンダ）1分30秒707。エスパロガロは今大会、妻への感謝を込めて自身と妻のイラストが入ったスペシャルヘルメットで出場している。他にも最終戦、地元スペインで多くのライダーがスペシャルヘルメットを用意していた。

日本時間午後11時（現地時間午後3時）から1時間で始まったプラクティスは、気温22度、路面温度24度、湿度47％、部分的に雲は残るものの、晴れ間の多いドライコンディション。強いと風速16km/hの風が吹いていた。序盤に6コーナーでワイルドカード、V4エンジンで参戦のアウグスト・フェルナンデス（ヤマハ）、4コーナーでマルコ・ベゼッキ（アプリリア）が転倒。小椋も3コーナーで転倒があった。中盤、ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）のマシンから水が出るトラブルでクアルタラロはスローダウン、ピットへ戻り再スタートした。

トップタイムを出したのは、最終20周目に1分29秒240を記録したペドロ・アコスタ（KTM）。2番手は転倒があったものの、23周目の記録1分29秒293でベゼッキ。3番手はフランコ・モルビデリ（ドゥカティ）1分29秒425。トップ3は全員、前後ソフトタイヤでのタイム。4番手アレックス・マルケス（ドゥカティ）1分29秒473。タイヤは前ハード後ソフト。

小椋は21周目に1分29秒555をマーク、5番手に入りQ2スタートを決めた。タイヤは前後ソフト。トップのアコスタと小椋の差は0.315、セクター3のタイムはアコスタに続く2番手だった。6番手ミラー、7番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）。8番手はフリー走行1で転倒があったフェルミン・アルデゲール（ドゥカティ）。9番手ジョアン・ミル（ホンダ）、10番手クアルタラロ。トップから10番手までは0.433差。11番手ブラッド・ビンダー（KTM）はクアルタラロと0.056差でQ2スタートを逃した。

明日は日本時間午後6時10分（現地時間午前10時10分）から30分のフリー走行2、続いて予選Q1、Q2がそれぞれ15分間で開催される。その後Moto3、Moto2の予選が行なわれ、日本時間午後11時（現地時間午後3時）からは13周で今年最後のスプリントが開催される。