MotoGP第22戦バレンシアMoto2クラス3日目、決勝が日曜日、スペイン、バレンシア州にあるサーキット・リカルド・トルモで開催された。日本時間午後8時15分(現地時間午後12時15分)から22周で開催された決勝は、気温18度、路面温度20度、湿度57%、場所によって雲が多いドライコンディション。風が強くなり、強い時は風速16km/h程あった。
スタートは、自己ベストの2番グリッドからイザン・グエバラ(ボスコスクーロ)が好スタートでP.P.スタートのダニエル・オルガド(カレックス)の前に出た。2コーナーでは、アロン・カネト(カレックス)がダニエル・ムニョス(カレックス)、バリー・バルタス(カレックス)を巻き込む接触を起こし、バルタスはリタイア。ムニョスは最後尾で再スタート。カネトはダブル・ロングラップ・ペナルティーを科された。6番グリッドスタートのアレックス・エスクリグ(フォワード)は、ジャンプスタートでダブル・ロングラップ。
11番グリッドスタートのイバン・オルトラ(ボスコスクーロ)は、2周目1分32秒773のレース最速をマーク、6番手まで一気に順位を上げた。6周目にはセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)が転倒、リタイア。ワイルドカード参戦のエリック・フェルナンデス(ボスコスクーロ)も転倒、大きく順位を下げた。8周目には、日本メーカーのNTSで参戦のエクトル・ガルゾ(NTS)が転倒、リタイア。
折り返し11周目を迎えても、トップはグエバラ。2番手オルガドとは0.2も差はなく、接戦が続いていた。3番手以降は、順位も入れ替わるバトルが繰り広げられた。残り5周となる18周目、ディオゴ・モレイラ(カレックス)と年間チャンピオンを争っていたマニュエル・ゴンザレス(カレックス)が徐々に順位を落とした末にモレイラと接触、ピットイン、再スタートは切ったものの周回遅れとなった。この時点で8番手付近を走行していたモレイラは、チャンピオンがほぼ確実となった。
スタートからトップに立ったグエバラは、一度もトップを譲る事なく1位でチェッカー。2位は0.717差でオルガド。3位にはトップから2.327差でオルトラが入った。優勝したグエバラはMoto2クラス初優勝、今季11人目のMoto2勝者となった。3位に入ったオルトラはMoto2初表彰台。地元スペイン勢がトップ3を独占した。
4位コリン・ベイヤー(カレックス)、5位でチェッカーを受けたのはフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)。しかし、サラッチは技術的な違反が判明、16秒加算で14位。繰り上がり5位アルベルト・アレナス(カレックス)、6位ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)、7位セナ・アギウス(カレックス)。8位セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)、9位トニー・アルボリーノ(ボスコスクーロ)、10位にモレイラが入った。國井勇輝(カレックス)は20位、完走。
モレイラは6ポイント加算され287ポイントで年間チャンピオンを獲得。ブラジル人でタイトルを獲得したのは全クラスで初。2位ゴンザレス257、3位バルタス232。4位カネト227、5位はボスコスクーロ勢トップでディクソン225、6位オルガド208。7位ビエッティ157、8位アレナス156、9位アロンソ153、10位アギウス149。
チャンピオンのモレイラは来期MotoGPへ昇格、火曜日にはMotoGPのテストが始まる。ランキングトップ10の中には、今季一杯でMoto2クラス、MotoGPの転戦自体を離れるライダーも居て、来期はMoto3クラスから昇格ライダーなど、新たな顔ぶれで2026年シーズンが始まる。


| MotoGP第22戦バレンシアMoto2決勝 | |||
|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | トップ差 |
| 1 | イザン・グエバラ | ボスコスクーロ | |
| 2 | ダニエル・オルガド | カレックス | 0秒717 |
| 3 | イバン・オルトラ | ボスコスクーロ | 2秒327 |
| 4 | コリン・ベイヤー | カレックス | 2秒888 |
| 5 | アルベルト・アレナス | カレックス | 7秒867 |
| 6 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 8秒595 |
| 7 | セナ・アギウス | カレックス | 8秒944 |
| 8 | セレスティーノ・ビエッティ | ボスコスクーロ | 11秒075 |
| 9 | トニー・アルボリーノ | ボスコスクーロ | 11秒520 |
| 10 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 12秒019 |
| 20 | 國井勇輝 | カレックス | 31秒778 |