MotoGP第1戦タイGPが遂に今週末、タイ北東部ブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開催される。全長距離4.55km、最大ストレート1000m、右コーナー7、左コーナー5。

MotoGPクラスでは昨年、スポーツ史に残るカムバックを果たし王者となったマルク・マルケス(ドゥカティ)は、2025年インドネシアGP以来、約5か月ぶりのレース復帰で始まる。オフシーズン中に2027年までアプリリアとの契約を延長したマルコ・ベゼッキ(アプリリア)は、ブリーラムでの事前テストで2024年にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が記録していたサーキットベストラップを更新するタイムを残した。その記録に0.097差まで迫る2番手タイムを残した日本人ライダー小椋藍(アプリリア)には、得意な暑いタイでのMotoGPクラス2年目シーズン初戦、大きな期待を抱かずにはいられない。昨年MotoGPクラス2年目のオーストラリアGPで初優勝を果たした小椋のチームメイトのラウル・フェルナンデス(アプリリア)。2024年度チャンピオンのホルヘ・マルティン(アプリリア)はケガから復帰直後となったブリーラムテストで5番手タイムを記録した。

昨年は兄マルケスに続く、年間2位を獲得し、最高峰クラス7年目に入るアレックス・マルケス(ドゥカティ)。チームメイトのフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)はトレーニング中のケガのため、今大会は欠場。テストライダーのミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が代役参戦する。2022、2023年2度のチャンピオンを獲得しているバニャーヤ。昨年は年間6位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、7位のフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)の二人を擁するプルタミア・エンデューロ・VR46・レーシング・チーム。

昨シーズンMotoGPクラス2年目で年間4位に入ったペドロ・アコスタ(KTM)、昨年は11位のブラッド・ビンダー(KTM)。在籍4メーカー全てで優勝を目指すマーベリック・ビニャーレス(KTM)、MotoGPクラス6年目のエネア・バスティアニーニ(KTM)。

昨年から復調の兆しが見られるホンダ勢は、ジョアン・ミル(ホンダ)が開幕直前テストで4番手タイムを記録。ホンダ移籍後3年目となるルカ・マリーニ(ホンダ)。昨年フランスGPで感動的な優勝を果たしたヨハン・ザルコ(ホンダ)に加え、昨年Moto2チャンピオンのディオゴ・モレイラ(ホンダ)が今年はホンダ勢から参戦。

2025年に直4とV4エンジンの同時開発を続けたヤマハは、V4エンジンを選択。2021年のMotoGPクラス年間王者ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、MotoGPクラス10年目を迎えるアレックス・リンス(ヤマハ)。12年目のジャック・ミラー(ヤマハ)、ミラーのチームメイトには、WSBKで3度のチャンピオンを獲得しているトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)が加わり、コンセッションランクDの強みを活かしシーズンを通して、ヤマハは進化するに違いない。

Moto2クラスでは、このクラスで3年目を迎える佐々木歩夢(カレックス)、Moto3からのステップアップを果たす古里太陽(ホンダ)、二人の日本人勢を応援したい。

Moto3クラスは、参戦7年目となる山中琉聖(KTM)。ルーキーズ杯、ジュニアGPからステップアップのルーキー、三谷然(ホンダ)、この二人の日本人ライダーが奮闘してくれるだろう。

来シーズンからはMotoGPクラスに大幅なレギュレーション変更も予定される中、遂に始まる2026年シーズン開幕戦タイGP。走行は、今週金曜日、日本時間午前11時(現地時間午前9時)からMoto3クラスフリー走行1で始まる。