MotoGP第2戦ブラジルMotoGPスプリントが土曜日、ブラジルのゴイアニアにあるアウトードロモ・インテルナシオナウ・アイルトン・セナで開催された。当初の予定では日本時間深夜3時(現地時間午後3時)から始まる予定だったスプリントは、予選後、コース上に穴が開いていたため、修復作業に時間を要し、度重なる遅延の末、日本時間日曜早朝4時20分(現地時間土曜午後4時20分)から15周で開催された。

気温30度、路面温度44度、湿度49%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。タイヤ選択は、前は全員ソフト、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、ジャック・ミラー(ヤマハ)が後ミディアムを選択、他は後ソフト。

P.P.スタートのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は好スタートでホールショット獲得。2番手にはマルク・マルケス(ドゥカティ)が着けたが、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がマルク・マルケスをかわし、2番手へ。その後ろにマルコ・ベゼッキ(アプリリア)、ホルヘ・マルティン(アプリリア)、小椋藍(アプリリア)のアプリリア勢が着けた。

小椋は2周目、アレックス・マルケス(ドゥカティ)に僅かに前を許すも、すかさず奪い返し、その後はマルティンを追った。2周目6コーナーでは13番手付近を走行していたジョアン・ミル(ホンダ)が転倒、リタイア。トップのジャンアントニオが2番手以降に0.5秒以上の差を広げる中、3周目に入るホームストレートでは、マルク・マルケスがクアルタラロを捉え再び2番手に浮上。

マルク・マルケスに続き、ベゼッキ、マルティンもクアルタラロをパスして4周目に入った。4周目に入るとトップのジャンアントニオとマルク・マルケスの差は1秒まで広がり、ベゼッキ、マルティン、クアルタラロと続いた。その後ろに小椋、アレックス・マルケス、バニャーヤ、ペドロ・アコスタ(KTM)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)のトップ10で続いていた。6周目1コーナーでは小椋がクアルタラロを捉えかけたがクアルタラロは譲らず。3番手争いは、ベゼッキのミスの隙を突いてマルティンが3番手へ浮上した。

8周目1コーナーでは、ヨハン・ザルコ(ホンダ)が転倒、リタイア。9周目に入る前に、小椋は再びクアルタラロを捉えて5番手まで上がった。一時は1秒以上開いたジャンアントニオとマルク・マルケスのトップ争いは、10周目を迎え0.5秒を下回る。11周目には16番手付近を走行していたマーベリック・ビニャーレス(KTM)が転倒、リタイア。

残り3周となる13周目、遂にマルク・マルケスはジャンアントニオを捉えトップに立つ。ジャンアントニオも離されることなくマルク・マルケスを最終ラップまで追ったものの、トップはマルク・マルケスでチェッカー。チェッカーフラッグは元ブラジルサッカー代表のカフーが振っていた。2位ジャンアントニオ、二人の差は0.213、最終ラップはマルク・マルケス、ジャンアントニオ共に1分18秒619だった。3位はベゼッキをパスした後、単独走行となったマルティン。2024年ソリダリティーGP以来の表彰台に喜びを顕わにしていた。4位ベゼッキ、小椋は5位。ベゼッキと小椋の差は0.993だった。

マルク・マルケスはスプリントでの優勝回数が16となり、マルティンと並んでトップタイの記録。ポイントランキングは、アコスタがスプリント9位に入り、1ポイント獲得、33ポイントで首位のまま。2番手ベゼッキ31、3番手マルティン25、4番手フェルナンデス23、小椋は22ポイントで5番手に着けている。

序盤2番手を走行したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)左と優勝したマルク・マルケス(ドゥカティ)右、後ろは南米各地から集まった大観衆

 

MotoGP第1戦タイMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルク・マルケス ドゥカティ
2 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 0秒213
3 ホルヘ・マルティン アプリリア 3秒587
4 マルコ・ベゼッキ アプリリア 4秒061
5 小椋藍 アプリリア 4秒994
6 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 7秒728
7 アレックス・マルケス ドゥカティ 8秒153
8 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 8秒342
9 ペドロ・アコスタ KTM 9秒096
10 ディオゴ・モレイラ ホンダ 10秒329
11 ルカ・マリーニ ホンダ 11秒106
12 ラウル・フェルナンデス アプリリア 14秒213
13 アレックス・リンス ヤマハ 15秒090
14 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 15秒353
15 ブラッド・ビンダー KTM 15秒528
16 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 21秒396
17 エネア・バスティアニーニ KTM 22秒706
18 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 23秒044
19 ジャック・ミラー ヤマハ 23秒807
RT マーベリック・ビニャーレス KTM
RT ヨハン・ザルコ ホンダ
RT ジョアン・ミル ホンダ