MotoGP第10戦オランダGPが今週末、首都アムステルダムから車で約2時間のTTサーキット・アッセンで開催される。全長4.54Km、最大ストレート487m、右コーナー12、左コーナー6。

MotoGPクラスは、ポイントリーダーのマルコ・ベゼッキ(アプリリア)にとっては出場停止処分からの復帰戦。前戦はロングラップを科されていたポイントランク2番手ホルヘ・マルティン(アプリリア)は、今大会ペナルティーなく戦える。チェコでは、マルク・マルケス(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)という元王者を相手に、優勝争いを繰り広げた小椋藍(アプリリア)。2024年Moto2クラスで優勝しているこのコース、日本のファンとして期待せずにはいられない。小椋のチームメイト、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)は、昨年決勝8位に入っている。

開幕から好調だったアプリリア勢を脅かすドゥカティ勢。マルク・マルケスは2028年までの契約延長も発表され、2連勝で今大会に臨む。来期ドゥカティを離れる発表がなされたバニャーヤにとっては過去3勝している得意なコース。チェコの決勝では、レース最終盤の21周目に歴代レース最速1分53秒122を記録したファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)。フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)は昨年ここではスプリント、決勝共にトップ10入りしている。チェコでは6位に入賞したフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)。チェコGPは途中離脱したアレックス・マルケス(ドゥカティ)も復帰予定。

来期はドゥカティ・レノボ・チーム入りが発表されたペドロ・アコスタ(KTM)は、現在ポイントランク6番手132ポイントで奮闘している。今シーズン、ブラジルGP、フランスGP以外はコンスタントにポイント獲得を続けるブラッド・ビンダー(KTM)。昨年、マーベリック・ビニャーレス(KTM)はスプリントで、エネア・バスティアニーニ(KTM)は決勝で、それぞれトップ10入りしているコース。

チェコではジョアン・ミル(ホンダ)が決勝5位に入り、ハンガリーGPではルカ・マリーニ(ホンダ)が決勝5位と、今シーズンのホンダ最高位を2戦連続で獲得している。ここ数戦、序盤は上位争いに食い込むルーキーのディオゴ・モレイラ(ホンダ)。今大会もホンダ勢には更に上を期待したい。ケガで欠場のヨハン・ザルコ(ホンダ)の代役は引き続き40歳のカル・クラッチロー(ホンダ)が参戦する。

2021年はアッセンで優勝しているファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。アレックス・リンス(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ヤマハ)は共に昨年ここではポイント獲得を果たしている。ルーキーのトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)にとっては、昨年WSBKで勝利している場所。

Moto2クラスは、チェコではイバン・オルトラ(カレックス)が初優勝を果たし、今シーズン5人目の優勝者が誕生。7人のライダーが100ポイント未満でポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)を追う。前戦、自己ベストとなる14位の古里太陽(カレックス)、チームの地元オランダで戦う佐々木歩夢(カレックス)、二人の日本人ライダーを応援したい。

Moto3クラスは、ポイントではマキシモ・キレス(KTM)が独走しているものの、毎戦、最終ラップまでもつれる争いが続く。チェコではチームメイトのハキーム・ダニシュ(KTM)が優勝した山中琉聖(KTM)、ルーキーの三谷然(ホンダ)2名の日本人ライダーにも期待したい。

世界選手権が発足された1949年からコロナ下の2020年を除いて毎年開催されている歴史ある大会。第10戦オランダGPは明日、金曜日から走行が始まる。