ヤマハ発動機は11月1日にカタールGPに関して、「中東情勢に関する最新の評価に基づき、ヤマハは、現在全社的に適用している渡航制限を変更する十分な根拠がないと判断しました。この結果、ヤマハは『MotoGP』グループに対し、2026年カタールGPには参加しないという決定を通知しました。この決定は、現時点で入手可能な情報に基づき、ヤマハが独自に行なった判断であり、『MotoGP』グループやイベント主催者が講じている措置とは無関係です。ヤマハは引き続き『MotoGP』に全面的に取り組んでおり、ポルトガルGPでのレース復帰を楽しみにしています」とする声明を発表した。これによりヤマハのMotoGPチームは、カタールGPには参加しないことになる。
これを受けてMotoGPスポーツエンターテイメントグループは、次のような声明を発表した。
「『MotoGP』は、ヤマハがカタールGPへの不参加を決定したことに対し、失望しています。チームが中東への渡航を制限する企業方針に従っていることは理解していますが、今回の決定は、チャンピオンシップに関わる全てのステークホルダーに対してなされた十分な保証を反映するものとは言えません。カタール国、ルサイル・インターナショナル・サーキット、独立した安全アドバイザーとの協議、そして『MotoGP』が独自に継続して行っているリスク評価プロセスを踏まえた結果、現時点で、イベントの計画を変更すべき根拠となるような情報は確認されておりません。本日、我々はこの見解を、入手可能な最新情報とともに全てのメーカーおよびチームに伝えました。他の全てのチームがカタールGPへの参戦を確定させてくれたことを歓迎し、その決断に感謝いたします。ヤマハの不参加決定は、『MotoGP』および『IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)』との契約上の問題にとどまらず、競技面にも影響を及ぼすものです。これに伴う競技上の措置については、『FIM(国際モーターサイクリズム連盟)』がチャンピオンシップ規則に基づき対応することになります」
カタールGPは当初4月の開催を予定していたが、イラン戦争を巡る中東地域の不安定要素を理由に3月15日に11月8日(決勝)への開催時期の変更を発表。今週末に迫ったレースに向けて、MotoGPスポーツエンターテイメントグループは開催するとしている。