MotoGP第18戦オーストラリアのスプリントが、土曜日、ビクトリア州のウェスタンポート湾入口に浮かぶフィリップ島にあるフィリップアイランド・グランプリ・サーキットで開催された。好バトルの末、マルク・マルケス(ドゥカティ)1位、アレックス・マルケス(ドゥカティ)が2位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が3位でドゥカティ勢が表彰台を独占。小椋藍(アプリリア)は6位でチェッカーを通過したものの、タイヤ内圧違反ペナルティーで8秒加算、13位となった。

日本時間午後1時(現地午後3時)から13周で開催されたスプリントは、気温17度、路面温度31度、湿度80%、かなり曇ったドライコンディション。ホワイトフラッグが振られ、ドライレースが宣言されたものの、一瞬は雨がぱらつく不安定な天候でスタートを迎えた。タイヤ選択はヨハン・ザルコ(ホンダ)がフロントミディアム、リアソフトを選んだ以外、全員フロントハード、リアソフトを選んだ。ポールポジションから好スタートを決めたマルク・マルケスに、2列目から鋭いでホルヘ・マルティン(アプリリア)が激しく迫った。

その後ろではヨハン・ザルコ(ホンダ)とアレックス・マルケスが激しく争っていた。さらにペドロ・アコスタ(KTM)、ジャック・ミラー(ヤマハ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)、ジャンアントニオ、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、エネア・バスティアニーニ(KTM)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)と続き、小椋は13番手でファーストラップを終えた。

マルク・マルケス、マルティン、アレックス・マルケスに序盤はザルコも対抗していたが、3周でマシントラブルのためリタイア。16番グリッドスタートから14番手に上がったフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)も2周でトラブルのためリタイアした。

3周目にはマルティンがマルク・マルケスを捉えトップに立ち、4周目には1分27秒229でレース最速をマークした。しかし、5周目には4コーナーでマルティンのミスの隙にマルク・マルケスがトップを奪還。15番手を走行していたマーベリック・ビニャーレス(KTM)は肩の痛みのため6周でリタイア。7周目には、小椋と8番手を争っていたラウル・フェルナンデスが骨折している指のためにリタイア。再び追う側に回っていたマルティンだったが、8周目ターン8で激しい転倒を喫してリタイア。

その後もマルケス兄弟はトップを争ったがそのままマルク・マルケスがトップでチェッカーフラッグを受けた。2位アレックス・マルケス、3位はジャンアントニオ。4位ベゼッキ、5位アコスタ、小椋はトップから6秒146差の6位でチェッカーを受けたが、タイヤ内圧違反があり、8秒加算で13位に順位を下げた。

繰り上がり、6位がビンダー、昨年オーストラリアGP以来のベスト5番グリッドスタートのミラーが7位。8位は、最終ラップで順位を上げたモレイラ。9位はフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)の代役参戦イケル・レクオナ(ドゥカティ)。以上9名がポイントを獲得した。

この結果を受けて、マルク・マルケスはランキングトップとなり365点。2番手のマルティンが355点だが、レース後に右手首の骨折が確認され、明日の決勝は欠場する。3番手のベゼッキは315点、4番手のアコスタは263点、5番手の小椋は259点。

明日は日本時間午前7時40分(現地午前9時40分)から10分間のウオームアップ走行後、日本時間正午(現地午後2時)から27周の決勝が始まる。マルティン、ラウル・フェルナンデスはケガのため欠場となる決勝、小椋には二人の分も活躍を期待したい。

中盤の5番手争い。前からファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ヤマハ)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)
今季9度目のスプリント勝利を挙げたマルク・マルケス(ドゥカティ)

 

MotoGP第18戦オーストラリアMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルク・マルケス ドゥカティ
2 アレックス・マルケス ドゥカティ 0秒323
3 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 0秒590
4 マルコ・ベゼッキ アプリリア 1秒074
5 ペドロ・アコスタ KTM 3秒689
6 ブラッド・ビンダー KTM 7秒433
7 ジャック・ミラー ヤマハ 7秒782
8 ディオゴ・モレイラ ホンダ 10秒722
9 イケル・レクオナ ドゥカティ 10秒773
10 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 11秒215
11 エネア・バスティアニーニ KTM 11秒437
12 アレックス・リンス ヤマハ 11秒568
13 小椋藍 アプリリア 14秒146
14 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 18秒277
15 アウグスト・フェルナンデス ヤマハ 45秒945
RT ラウル・フェルナンデス アプリリア –
RT ホルヘ・マルティン アプリリア –
RT マーベリック・ビニャーレス KTM –
RT ヨハン・ザルコ ホンダ –
RT フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ –