全日本ロードレース選手権最終戦MFJ-GPのST1000は國峰啄磨(TOHO Racing)が優勝した。

 朝には降りやんでいた雨が、前クラススタート前に再び強く降り始めた。この影響でST1000決勝は予定より30分遅れてスタート。待った甲斐があり、雨脚は弱まった。ウエット宣言が出されて2周減算の10周という周回数が設定された。

 大きく水しぶきを上げながら切られたスタート。ホールショットを奪ったのはスポット参戦でポールシッターの鳥羽海渡(SHINSYU Re:N with TOTEC)。亀井雄大(RTJapan M Auto)、國峰と続く。國峰は亀井、鳥羽をかわしてオープニングラップでトップ浮上。後方から見事な追い上げを見せた羽田太河(Astemo Pro Honda S I Racing)がオープニングラップで2番手まで浮上。その後ろでは鳥羽、亀井、井手翔太(AKENO SPEED.RC KOSHIEN)、豊島怜(MOTOBUM HONDA)の4台での表彰台争いが開始。

 トップの國峰は後方を引き離そうと試みる。2番手の羽田は國峰を捕らえようと追いかける。セカンド集団では亀井が遅れ、替わってスポット参戦の阿部恵斗(SDG Team HARC-PRO. Honda)がこの集団に加わる。さらに荒川晃大(Astemo Pro Honda SIRacing)が集団のテールにつけ、5台での3位争いの様相。

 5周目。セカンド集団から抜け出そうとしていた井手が転倒。

 同じく5周目にトップは國峰から羽田に替わる。國峰は羽田の背後にピタリとつけて周回を開始。

 7周目。事もあろうか羽田が転倒。レース復帰できずにリタイアとなる。

 これで國峰が労せずして首位奪還。

 さらに8周目にセカンド集団で戦っていた鳥羽が転倒。豊島は集団から遅れ、阿部と荒川が2台での2位争いに。

 國峰はトップ独走のまま今季初優勝。同時に念願のタイトルを獲得した。

 2位争いは阿部に軍配。今季限りでの引退を発表した名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)はレース終盤に豊島と4位争いを展開。これを制した。