全日本ロードレース第2戦SUGOはJ-GP3クラスにとっては今季の初戦。今大会の予選は10時40分からの30分間。まずは武中駿(Team Plusone)が1分34秒920でリーダーボードのトップに立つ。2周目に高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)が1分34秒604と首位奪取。すぐにディフェンディングチャンピオンの尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が1分34秒477とトップ浮上。尾野はさらにアタックを続けて1分33秒539と、2012年以来となるコースレコードを更新。

残り10分。2回目のアタック合戦が開始。武中が自身のタイムを更新して1分34秒080をマーク。直後に若松怜(JAPAN POST docomo business TP)が1分33秒870と、尾野に次いで1分33秒台をたたき出して2番手浮上。高杉が1分34秒196と、壮絶な2番手グリッド獲得合戦となる。

残り3分。尾野がさらにタイムを更新。1分33秒005と他を圧倒。尾野は最終アタックでさらにタイムを更新して1分32秒856というスーパータイムをマーク。後続を1秒以上引き離して堂々のポールポジション獲得となった。


●ポールポジション/尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)
「事前テストから昨日の練習走行2本と、非常に調子がよかったです。目標は1分32秒台に入れることだったのですが、終わってみたら目標どおりの1分32秒台、コースレコード更新、ポールポジション獲得と、ここまでは目標どおりに進められました。周りからは絶好調だと言われますが、今回はたまたま路面改修も含めて自分たちのパッケージにマッチングしただけだと思っています」