MotoGP第8戦アラゴンGP Moto3クラスの決勝がスペインのモーターランド・アラゴンで開催された。

現地時間午前11時(日本時間午後6時)にスタートした決勝は気温21度、路面温度35度、湿度51%のドライコンディションの下、17周で争われた。

ポールポジションのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が好スタートでトップに立ち、レースをリード。序盤から10台前後の接戦のトップ争いが繰り広げられ、古里 太陽(ホンダ)、山中 琉聖(KTM)もトップ集団に加わり周回を重ねた。

ルエダは11周目までトップをキープしていたが、12周目の1コーナーでルカ・ルネッタ(ホンダ)がトップに浮上。続く13周目にはダビド・アルマンサ(ホンダ)がトップに立つが、14周目にはマキシモ・キーリーズ(KTM)がトップに浮上する。

残り2周はキーリーズと、9番グリッドからスタートし、序盤からトップ集団に加わっていたダビド・ムニョス(KTM)が接戦のトップ争いを展開。最終ラップの最終コーナーにトップで進入したのはキーリーズだったが、ラインがややワイドになり、そのインをついて前に出たムニョスがトップでチェッカーを受け、グランプリ初優勝を達成した。

キーリーズは0秒050の僅差で2位に入賞し、前戦イギリスGPに続いて2位表彰台を獲得。アルマンサ、ルネッタとの接戦を制したアルバロ・カルペ(KTM)が3位に入賞し、今シーズン2回目の表彰台を獲得した。

4位にアルマンサ、5位にルネッタが僅差で続き、6位にアンヘル・ピケラス(KTM)、7位にジョエル・ケルソ(KTM)が入賞。中盤までトップをキープしていたポイントリーダーのルエダは最終ラップに5番手で入ったものの、1コーナー進入でマシンが振られてラインを外し、8位でチェッカーとなった。

9位に山中が入賞。10位にコーマック・ブキャナン(KTM)が続き、古里は序盤からポジションを上げて中盤には5番手を走っていたが16周目の9コーナーでマシンが振られて、ポジションダウンし、11位入賞となった。

MotoGP第8戦アラゴンGP Moto3クラス決勝結果(17周)

順位 ライダー タイム トップ差
1 ダビド・ムニョス(KTM) 33分33秒745
2 マキシモ・キーリーズ(KTM) 33分33秒795 0秒050
3 アルバロ・カルペ(KTM) 33分34秒126 0秒381
4 ダビド・アルマンサ(ホンダ) 33分34秒204 0秒459
5 ルカ・ルネッタ(ホンダ) 33分34秒381 0秒636
6 アンヘル・ピケラス(KTM) 33分34秒435 0秒690
7 ジョエル・ケルソ(KTM) 33分34秒484 0秒739
8 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM) 33分34秒605 0秒860
9 山中 琉聖(KTM) 33分34秒905 1秒160
10 コーマック・ブキャナン(KTM) 33分35秒474 1秒729
11 古里 太陽(ホンダ) 33分37秒384 3秒639
12 スコット・オグデン(KTM) 33分40秒262 6秒517
13 バレンティン・ペローネ(KTM) 33分40秒326 6秒581
14 ルシェ・ムードリー(KTM) 33分40秒998 7秒253
15 デニス・フォッジャ(KTM) 33分49秒194 15秒449
16 ノア・デットウイラー(KTM) 33分56秒484 22秒739
17 ニッコラ・カラーロ(ホンダ) 33分56秒605 22秒860
18 リカルド・ロッシ(ホンダ) 33分57秒160 23秒415
19 グイド・ピニ(KTM) 33分57秒276 23秒531
20 タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ) 34分00秒432 26秒687
21 エディ・オシェイ(ホンダ) 34分03秒385 29秒640
22 ビセンテ・ぺレス(KTM) 34分22秒522 48秒777
23 マルコス・ウリアルテ(ホンダ) 34分51秒456 1周
NC ステファノ・ネパ(ホンダ) 33分52秒695 5周
NC ヤコブ・ルールストーン(KTM) 14分49秒794 10周