アラゴンGPの翌日の月曜日にモーターランド・アラゴンでMotoGPクラスのオフィシャルテストが行なわれた。
テストはFP1とFP2の2セッションで行なわれ、FP1ではマルク・マルケス(ドゥカティ) がトップタイムを記録。FP2ではマーベリック・ビニャーレス(KTM) が 47周を回り、46周目に記録した1分45秒694 でセッショントップ、総合でもトップでテストを終えた。このタイムはアラゴンGPのQ2でマルク・マルケスが記録したオールタイムレコードの1分45秒704を更新するもの。
ビニャーレスは改良型のフロントカウル、テールカウル内部にはマスダンパーを装着した仕様をテスト。FP1も2番手で終えており、テストプログラムを順調にこなした。
総合 2 番手に FP2で1分45秒700を記録したマルコ・ベゼッキ(アプリリア) が続いた。アプリリアも新フロントカウルをテスト。エンジン制御、シャシーセッティング、電子制御などのテストプログラムを消化した。
FP1でトップだったマルク・マルケスはFP2を3番手で終え、FP1で記録した1分45秒749 で総合 3 番手に。ドゥカティも新型カウルのテストを行なった。
総合 4 番手に 1分45秒958 で フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)が続き、ペドロ・アコスタ(KTM) が 1分46秒029 で 総合 5 番手に。アコスタも新しいカウルをテスト。FP1のセッション終盤に7コーナーで転倒したものの、リアのエアロを装着しない仕様のテストも行なった。
 総合 6 番手に 1分46秒096 で フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)。アラゴンGP決勝を転倒リタイアに終わった ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は1分46秒213 で 総合 7 番手に 。ヤマハは仕様の異なるリアスイングアーム、フロントカウルなどをライダーに合わせてテストした。
FP1のみの走行となったアレックス・マルケス(ドゥカティ) はFP1で記録した 1分46秒273 で 総合 8 番手に。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)はマルクと同様に新カウルをテストし、1分46秒391 で 総合 9 番手でテストを終えた。
ジョアン・ミル(ホンダ)はリアカーボンスイングアームのテストを行ない、1分46秒419 で 総合 10 番手に 。
Moto2ライダーのマニュエル・ゴンサレス(アプリリア)がトラックハウス・レーシングのアプリリアを駆り、MotoGPマシンで初走行を行ない、1分47秒832で21番手となった。これは小椋藍(アプリリア)が負傷欠場のため、ゴンサレスにMotoGPマシン体験のチャンスが与えられたもの。
アラゴンMotoGPオフィシャルテスト総合結果
順位 ライダー タイム トップ差
1 マーベリック・ビニャーレス(KTM) 1分45秒694 FP2
2 マルコ・ベゼッキ(アプリリア) 1分45秒700 0秒006 FP2
3 マルク・マルケス(ドゥカティ) 1分45秒749 0秒055 FP1
4 フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ) 1分45秒958 0秒264 FP2
5 ペドロ・アコスタ(KTM) 1分46秒029 0秒335 FP2
6 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ) 1分46秒096 0秒402 FP1
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分46秒213 0秒519 FP1
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分46秒273 0秒579 FP1
9 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分46秒391 0秒697 FP1
10 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分46秒419 0秒725 FP1
11 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分46秒512 0秒818 FP2
12 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分46秒597 0秒903 FP2
13 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分46秒645 0秒951 FP2
14 ジャック・ミラー(ヤマハ) 1分46秒661 0秒967 FP1
15 ミゲール・オリベイラ(ヤマハ) 1分46秒680 0秒986 FP1
16 エネア・バスティアニーニ(KTM) 1分47秒011 1秒317 FP1
17 ヨハン・ザルコ(ホンダ) 1分47秒017 1秒323 FP2
18 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分47秒366 1秒672 FP1
19 ポル・エスパルガロ(KTM) 1分47秒567 1秒873 FP1
20 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア) 1分47秒780 2秒086 FP2
21 マニュエル・ゴンサレス(アプリリア) 1分47秒832 2秒138 FP2
22 ソムキャット・チャントラ(ホンダ) 1分47秒953 2秒259 FP2