MotoGP第10戦オランダMoto3クラス、フリー走行2と予選が土曜日、オランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間で行なわれたフリー走行2は、気温20度、路面温度25度、湿度81%、部分的に雲があるものの青空の多いドライコンディション。

この走行トップは、ダビド・アルマンサ(ホンダ)で1分40秒259だった。2番手アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)1分40秒485、3番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分40秒485。山中琉聖(KTM)は1分41秒160で16番手、古里太陽(ホンダ)は1分41秒241で18番手だった。

日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で開催された予選Q1は、気温22度、路面温度31度、湿度76%、曇ったドライコンディション。風速10km/hを超える風が時折吹いていた。序盤3周目にマキシモ・キレス(KTM)が1分40秒808を記録、トップになる。山中は4周目に1分40秒833を記録し、2番手へ。古里は3周目の記録1分40秒882で3番手。

残り6分程で全員、一度ピットへ戻り、最終タイムアタックへ向けたセッティング完了後、コースへ出るタイミングを全チームが見計らっていた。残り2分を切って続々とピットアウトするものの、混戦を避けてラインをワイドに取り後続の後ろへ入るライダーも居た中、コーマック・ブキャナン(KTM)以外の全ライダーが新たなラップタイムは計測できずQ1は終了。1番手キレス、2番手が山中、3番手に古里、4番手アルバロ・カルペ(KTM)の4人がQ2進出を果たした。

日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で争われた予選Q2は、気温23度、路面温度32度、湿度74%、曇の多いドライコンディション。序盤はカルペが2周目に1分39秒798を記録。唯一の1分39秒台でトップだった。山中は2周目、1分40秒718。古里は走行のタイミングで他のライダーとラインが重なりワイドに避け、トラックリミットでラップキャンセルになるなど前半は計測できず。

後半、残り5分を切ってルエダが6周目1分39秒757を記録してトップへ。ルエダを上回るライダーは現れず、ポールポジションは今季4度目のルエダ。2番手はルエダと0.041差でカルペ。レッドブル・KTM・アジョのチームプレイが功を奏してのワンツーとなった。3番手には7周目1分39秒823を記録したアルマンサが入った。カルペとアルマンサの差は0.025。4番手に7周目の1分39秒954で古里。5番手は7周目1分40秒093を記録した山中。日本人ライダーが揃って2列目スタートとなった。トップから5番手の山中までのタイム差は0.336。

明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われる決勝、2列目スタートの二人の日本人ライダーとトップ18に6台入っているホンダ勢に注目したい。

現在ポイントリーダー、今季4度目のポールポジションを獲得したホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)

 

MotoGP第10戦オランダMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分39秒757 Q2
2 アルバロ・カルペ KTM 1分39秒798 Q2
3 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分39秒823 Q2
4 古里太陽 ホンダ 1分39秒954 Q2
5 山中琉聖 KTM 1分40秒093 Q2
6 マキシモ・キレス KTM 1分40秒154 Q2
7 グイド・ピニ KTM 1分40秒221 Q2
8 ジョエル・ケルソ KTM 1分40秒252 Q2
9 デニス・フォッジャ KTM 1分40秒343 Q2
10 バレンティン・ペローネ KTM 1分40秒416 Q2